人造少年 ― Re start ― 【ハイキュー！！】【男主】【完】 (ページ4)

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人造少年が3人ページ4

長い長い研究所の廊下を゛人間゛と同じように歩く少年。

「あ、来た来た。こっち。」

少年は見ていたメモ用紙から顔を上げ、前を向く。

［データ認識完了。赤葦京治さんですね］

「そう。赤葦とでも、京治とでも好きに呼んでくれていいから」

［かしこまりました。］

「よろしい。」赤葦は満足気に大きくうなずき、少年を自身のラボへ案内する。

彼のラボは国見のラボとは違い片付けられていて小綺麗だ。

帰ったらラボを掃除しよう。

今日のスケジュールプログラムに掃除のコマンドを付け足す。

「その様子だとシステムに異常はなさそうだね。今日はどうしたの？」

［マスターの使いで伺いました］

少年が束ねられた資料を赤葦に差し出し、受け取った赤葦は「国見は相変わらずみたいだね」と苦笑した。

「確かに受け取ったよ。お疲れ様、六深。」

［ムツミ．．．？私はマスターにAという名前をいただきましたが．．．私を指す新しい名前ですか？］

少年のその言葉に彼は「あ、」と声を溢す。

そして次は悲しそうに笑った。

「なんでもない。お疲れ様、A。」