29 ページ45
席を立ち、
今吉君がいない反対側の出口から
静かに教室を出た。
階段を降りて
教室が見えなくなった頃
やっと緊張が解れた
ふぅっ
と小さくため息をつく。
こんなに意識してしまって
バカみたいだった
バカだった
目から涙がにじみ出そうになる。
ああ、駄目だ、考えると泣いてしまう。
もう考えない
帰ろう
昨日の事も
今日の事も
今吉君の事なんか忘れてし......
「!?」
突然右腕がぐいっと強い力で後ろに引っ張られ
驚いて階段を踏み外し
滑り落ちる!!
ぎゅっと目をつむる
落ちる！
痛い！
........
痛くない
落ちない....
目を開けると
足は階段と離れ
体が宙に浮いたまま落ちずに留まっていた
お腹の辺りに締め付けを感じ
見てみると
誰かの方腕と思われるものが
体に巻き付いていた
......
助かった？
「っっっっぶない.......」
後頭部の辺りから
息を切らした声が聞こえて来た
と、
強い力でその腕に体を引き上げられた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 234人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みにみに(プロフ) - 久しぶりにこのサイトを訪れなました。この作品をまた読みたくなった為です。困った事に作品名も作者さん名も分からなくなってて探し回りました。ゆっくり堪能しながら読みたいと思います。今吉さんがやっぱり好きです。 (2019年8月11日 23時) (
レス) id: 793a1a08c0 (このIDを非表示/違反報告)
みにみに(プロフ) - あ〜困った、今吉さん好きーが止まらない!!」カンナさんの作品を読むほど今吉さんＬＯＶＥ が深まる〜!!たっくさん作ってくださいね。 (2015年4月10日 23時) (レス) id: 8f08b113a3 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 亜梨子さん» 「ええよ、あーんしたるな＾＾」って言って食べさせようとしてわざと口から外して口元や頬についたアイスを舐めるって言うな、エロいな今吉さん (2013年11月2日 3時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
亜梨子(プロフ) - カンナさん» うな重アイス…贅沢なアイスですね、高そうです(汗)私は~、そうですね、今吉さんのうな重アイスを一口もらうことにします(*´∇｀*)笑 雪見大福は冬の醍醐味ですよね!! (2013年11月1日 21時) (レス) id: 29f3e0d664 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 亜梨子さん» 今吉「アイスもええなぁ、あ、そや、うな重アイスとか上手そうちゃう？今度桜井に頼んで作ってもらおか＾＾一緒におこたで食べよな＾＾」アイス良いですよねー雪見大福とか好きです。 (2013年10月31日 16時) (レス) id: 72bd11956a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カンナ | 作成日時：2013年9月14日 10時
