6話 ページ8
貴方side
『坂田、どうだ?』
そう言いながら、坂田に絵を見せると、
さ「うっっっっま?!?!?!」
と、デカい声で言った。
『うるさい。』
それを一言であしらう。
さ「色塗りすれば、本物みたいになるんやろうな〜…」
と、完成した絵を想像している。
『そんなに上手くねぇよ。』
そう言って、筆記用具を片付ける。
ちなみに、あの小鳥は今もとまってる。
見てたら可愛く思えてきたから、写真撮っとこ。←
『ふぅ…坂田。本当にありがとな!』
さ「別にええよ!」
『…やっぱ犬だな。』←
さ「え?」
そんな会話をしていると、
そ「坂田。」
と、そらるが坂田を呼んでいた。
『坂田。』
さ「げっ…」
『そらる。連れて行ってもらえるか?あと、今までサボってたのは黙っておいてもらえるか?』
そう言うと、そらるは嫌そうな感じを出す。
『今度、マネージャーの手伝いするから!』
と、俺が言えば、
そ「了解。」
と、即答してきた。
なんなんだよ、こいつ。
まぁ、いいか。
部室の屋根から降りて、
『ほら、行って来い。』
そう言って、坂田の背中を押す。
さ「分かった。」
そう言って、そらるとグラウンドに戻っていった。
さて、俺は美術室に戻って、色塗りをするか。
.
.
.
『ただいま〜。』
ま「あ、お帰りなさい。」
何この新婚さんの雰囲気。←
『まふ、見て!』
そう言いながら、画用紙を見せる。
すると、
ま「すごい、本物みたい!」
と、褒めてくれた。
『へへ…ありがと。』
少し照ながらも、感謝する。
まふとか坂田みたいに、思った事を率直に言ってくれる奴は助かる。
『さてと、色塗り色塗り…』
そう言って、バケツに入れっぱなしだった筆を持つと同時に、美術部の扉が勢いよく開けられる。
そこに立っていたのは、吹奏楽部の女子部員。
『えと…』
吹「すいません!A君っていますか?!」
探してるの俺ぇ?!
俺、吹部に何かした!?
『お、俺ですけど…』
吹「!良かった…。A君って、確か何か楽器やられてましたよね?」
『あ、まぁ…』
そう言って、言葉を濁す。
やってたのは、トロンボーン、トランペット、クラリネットやら、色々。
吹「その、緊急で入って欲しくて…!」
ま/夢「『えぇ?!』」
これには、まふもビックリらしい。
いや、楽譜も知らないのにどうやれと言うんだ…
聞けば、楽譜は用意しているらしい。
準備はできてるんかい…
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーボカロ(かいりきベアさんの曲多め)
ボッカベラデリタ
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作者名:アイスミントチョコ | 作成日時:2021年1月11日 16時