大嫌い２ ページ25
あま「A………？」
『お願いだから……もう、やめてよ……』
私を心配するまーくんの声が聞こえたような気がするけど、私はそれも聞こえないくらい気持ちが昂っていた
抑えていた感情が、どんどん込み上げてくる
熱いものが私の頬から滴り落ちた
こんな姿、見られたくないのに………
でも、もう止められない───
『まーくんはそんな人じゃない…！いつも私のことを一番に考えてくれる優しい人だもん！！』
『私が泣いてる時も、笑ってる時も、どんな時も、
まーくんは私の隣にいてくれた……！！』
『それに、まーくんは……………天月さんは、本当の私を見つけてくれた』
咲夜「………………。」
私はそれだけ言うと、静かに口を閉じた
少しの沈黙が続き、お兄ちゃんがゆっくりと口を開いた
咲夜「………あのさ、A。お前はまだまだ子どもだからわかんねぇかもしんないけど、全部気持ちだけでどうにかなるわけじゃねぇんだよ」
お兄ちゃんは、真っ直ぐに私を見つめてそう言った
そんなお兄ちゃんの言葉を受けた私は、項垂れるようにして俯いた
(なんで…………なんでわかってくれないの……？)
私はこんなにも一生懸命伝えようとしているのに…
どうしてお兄ちゃんは、私のことをわかってくれないの……？
もう、お兄ちゃんなんて……………
『………だ……、い…』
咲夜「は………？」
お兄ちゃんは、私が呟いた言葉をよく聞き取れなかったようだったが、構わず私は俯いていた顔を勢いよく上げて、お兄ちゃんに向かって大きく口を開いた
『もうお兄ちゃんなんて大っ嫌い！！！』
あま「A……っ！！」
私はそう叫んで部屋を飛び出していった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
修学旅行や学校のテストが被ってしまい、更新が遅れてしまいました…(＞_＜)
本当にすみませんでした…
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なっち5088(プロフ) - 桃菜さん» ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいし、楽しみです！ (2019年12月14日 14時) (
レス) id: 8b28a7c7f0 (このIDを非表示/違反報告)
桃菜(プロフ) - なっち5088さん» リクエストありがとうございます！ドSのみなさんいいですね〜！誠心誠意書かせていただきます！ (2019年12月14日 7時) (レス) id: 21d5e627ad (このIDを非表示/違反報告)
なっち5088(プロフ) - リク失礼します。内容が夢主が突然お城の姫になり、そこで仕えてた騎士たちが天月さん達だったというお話を書いていただきたいです。甘々ぐらいで、皆さんドSにしちゃってください。今まで出てきた人達を全員出して欲しいです。ご検討お願いします。 (2019年12月13日 9時) (レス) id: 8b28a7c7f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃菜 | 作成日時：2019年11月14日 1時
