勘違い ページ5
「…彼は守護風を纏っている。」
滅多に目を開かない乱歩が、珍しく目を開いて言った。
「守護風？」
「何ですか？それ」
皆、守護風の事など知らなかったのだ。
「彼の異能は常時発動型だ。君達が知っていた異能の力は、泪を流した時に破滅の風を呼ぶ。そうだろう？」
「そうですね、知りませんでした」
「気付かなかったのか？"泪を流した時"に破滅の風を呼ぶ異能なら、常時発動しなくても良い筈だ。」
「…じゃあ、Aは破滅の風を呼ぶだけでなく、何時もは其の守護風を纏っていた…と？」
「そう。で、其の守護風の力だけど…
……君達、最近の任務で怪我をしたことは？」
「そういえば無い、ですね」
「最近は怪我人がいなくて退屈だったよ。」
「無かったな。」
そう答える社員達の頭に、ふと、ある考えが浮かんだ。
Aの異能が守ってくれていた？
守護風。
守る、風。
「…連れ帰らないと、彼は…敵になるよ」
乱歩の其の言葉に、社員達が一斉にドアを開けた。
「Aは…ここ。」
マーカーで印をつけてある地図を持ち、皆駆け出した。
「…そうだ太宰、君は僕と社長の所に来て。話が終わったら合流していいから。」
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月12日 20時) (
レス) @page16 id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
中原氷狐龍(プロフ) - 夕月 刹那さん» いえいえ、そんな…此れからも頑張ります、参加させていただきありがとうございました (2019年8月4日 23時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
夕月 刹那(プロフ) - とっても面白かったです！その文才分けてほしい、、、 (2019年8月4日 22時) (レス) id: 44778e7901 (このIDを非表示/違反報告)
中原氷狐龍(プロフ) - kuroさん» はい！頑張ります！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - とても面白くて続きが気になります！更新頑張って下さい！(p｀･ω･´q) (2019年6月17日 7時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
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