生きて良いかはわからない。 ページ4
生きていたい。
生きてちゃ、駄目？
わからない。
『誰かに教えて貰わなきゃわからない…』
其の質問に、何時も誰も答えない。
…もし、無言はyesとみなす、としたら？
『僕は、生きてちゃ、駄目？』
僕の頭で考えるには其れくらいしか浮かばない。
僕は、死ななければいけない…?
僕が居なければ破滅は呼ばない…？
きっと守護風なんてただのお飾り。
此の異能の本質は、自分の感情を大きく動かした者を排除する事。
そうとしか考えられなくなる。
無感情で育てられたが故に発動した異能力。
この無感情を崩してはいけないのかもしれない。
…いっそ感情を解放させて、世界を滅ぼしてしまおうか。
社長がいる限り出来ないことを考えてみたりする。
此の風の力さえ無ければ、と嘆いても仕方がない。
微風が嘲笑うようにAを撫でた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「探偵社が破滅の異能等、おかしいだろう…！」
「そうですよね、社長が入社させた意味が分かりませンよ…」
「うーん、何か理由があるのは分かるんですがね…」
「ま、Aの事を考えてる時間、勿体無いよ。仕事進めないとねェ。」
「そうですね、気にしないでおきましょう。」
探偵社の社員は知らない。守護風の存在を。
社長と乱歩は既に気付いていた。
早く本当の事を言わなければ大変な事になることも。
そして、その事を社員達に伝えたのは乱歩だった。
「君達未だ気付いていてないの？」
「何がです？」
「何ですか乱歩さん。」
社員達が一斉に乱歩の方を向く。
「Aの異能に。」
「破滅の風を呼ぶって奴ですよね？」
「…矢張り皆其しか知らないんだ。」
「他にあるンですか？」
「あったとしても、其がどんな異能か…」
「…彼は守護風を纏っている。」
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月12日 20時) (
レス) @page16 id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
中原氷狐龍(プロフ) - 夕月 刹那さん» いえいえ、そんな…此れからも頑張ります、参加させていただきありがとうございました (2019年8月4日 23時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
夕月 刹那(プロフ) - とっても面白かったです！その文才分けてほしい、、、 (2019年8月4日 22時) (レス) id: 44778e7901 (このIDを非表示/違反報告)
中原氷狐龍(プロフ) - kuroさん» はい！頑張ります！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - とても面白くて続きが気になります！更新頑張って下さい！(p｀･ω･´q) (2019年6月17日 7時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
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