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星乃視点
結局そのまま灰谷兄弟と過ごすことになってもうた昼休み。
せっかくのAとの時間が……!
Aは私と一緒にこの2人と契約を結んだものの、
まだ昨日のこともあってか警戒心剥き出しでピッタリと私に
くっついて離れん。
可愛すぎやん、ウチの妹……?
蘭「そう警戒すんなってー。昨日みてぇに何もしねぇし」
『アンタら2人、学校で関わったら絶対めんどくさいコトなるタイプやん……。絶対嫌……』
星乃「確かに」
クラスメイトと教室を覗きに行った休み時間を思い出す。
久々に学校来ただけで学年関係なく女が集まってきとるヤツと学校で関わりたないわ。
2、3人はおるやん、ヤッッッバイ思考しとるやつが。
絶対絡まれたないよね。
そん時にはもう化けの皮一気に剥がれてまうわ。
ハ……ッ!
そのメス共にAも目つけられてまうんじゃ……!?
星乃「いてこまさな……」
『え、誰を……?』
星乃「灰谷達に集るきっしょいメス共♡」
蘭「大胆じゃん、まさか俺のこと好きだったりする?」
は????
何言うてんのコイツ。
ホンマに頭湧いとるやん、やっぱAの言う通りやった。
自意識過剰って怖いわァ……。
星乃「は?何言うとんのやキモ論外じゃ○ね」
なんで私が灰谷蘭のためにいてこまさなアカンねん。
そんなん労力の無駄、全てはAのため。
これ常識やぞ、私に命令する立場なら頭入れとけ。
蘭「なんだよ、つまんねーの」
『……お姉ちゃんに手出したらどつくからな』
おいおいおい待て待て待て待て。
何この可愛い妹、腕にギュッてしがみついてきてさぁ。
しかもやることが威嚇?嫉妬しとんなよめっちゃ可愛いやんけオイ……。
『お姉ちゃんは一生結婚しやんくてエエよ。メシ食っとる幸せそうな顔も寝顔も寝起きも風呂入ったあとの髪濡れとる姿も全部知っとんのは自分だけでエエし、お姉ちゃんが服の不備を直したる相手も自分だけでエエやん。な、お姉ちゃん』
A〜〜〜〜〜〜!!!
何そのちょっと危うい系の笑い方!!
そんなん出来たん!?めっちゃ好きなんやけど!?
知らんうちにそんなん覚えてきて私のこと殺.す気なん?!
ウチの妹、天才すぎる……。
はぁ、好き……。
蘭「悪い、竜胆。この姉妹どっちもヤバかったわ」
竜胆「見たらわかる……」
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作者名:希 要 | 作成日時:2021年11月21日 23時