かぶき町にある人気花屋さんに鬼の副長が恋をした3

第九十ニ訓 喧嘩 ページ3

土方side









土方［取り敢えずお前はここでおとなしくしてろ。テメェが屯所の中を動き回るのは厄介だ。］









総悟と平助に一発ずつゲンコツをくらわせて俺は平助の首根っこを掴んだ









総悟［チッ…痛ェ……覚えてろよ土方…］









平助［放せよっ‼俺はお前らなんかの言いなりにはならないぞ！］









土方［文句はテメェの親父に言いやがれ。俺だって好きでガキの子守りをしてるんじゃねーんだよ。］









平助［っ……！］









近藤［おい、言い過ぎだぞトシ‼］









隣にいる近藤さんにそう言われるが関係ない









俺はそのまま言葉を続けた









土方［はっきり言って迷惑だ。御庭番の優秀な忍びかなんか知らねーがお前の行動は真選組にとってお荷物なんだ。わかったらさっさと部屋に…］









俺は言葉を続けようとしたが平助は思いっきり俺の手をふりほどいた









パシッ









土方［なッ…⁉］









近藤［トシっ！平助くんっ！］









総悟［マジですかィ……］









平助［そんなに俺が迷惑かっ……こんな所っ…こっちから願い下げだッ……］









土方［おいっ…平助……］









再び声をかけようとしたが平助は聞く耳をもたない









____土方なんか大嫌いだッッ‼俺なんかどうせ誰からも必要とされないお荷物なんだッッ！____









土方［待てッ、平助‼］









平助の腕を掴もうとしたがあと少しのところで俺の手は平助に届かなかった

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