タイムスリップしたら女神って呼ばれたんだが、女神の仕事ももう…終わりだな【のび太の日本誕生】

103話 帰り道 ページ18

そして…

『お、終わったぁぁぁ…』

ククル「ふぅぅぅ…」

やっとミスを直せ、二人で魂が抜けたように机に突っ伏した。

『ククル…ありがとなー…』

ククル「いえいえ！先輩の役に立てたのならそれでいいですよ」

こんな良い後輩を持って、私は幸せだよ。←

『さ、少し掃除して帰るか！』

ククル「はい！」

私はパソコンに直しましたよと書いたメモを貼り、床を少し掃除してから駅に向かった。

乗る電車は偶然にもククルと同じだったので、一緒に帰ることにした。

夜も遅かったので、車内はスカスカだった。

『人生で初めての残業だ…疲れたねー…。ごめんね。付き合わせて』

ククル「いいんですよ！」

その後はしばらく、たわいのない話をした。

突如襲ってきた眠気に耐えられず、車内で寝てしまった。


……い……せん、ぱい……先輩…

ククル「先輩！」

『うわっ！』

ククル「つ、着きました…よ？」

ククルは目を丸くして私を覗き込んでいた。

『へっ…もしかして寝てた！？ごめん…私寝起き悪くてさ…』

ククル「いえいえ！寝顔、可愛…なんでもないでーす」←

『ん？そう』

その後、しばらく無言で歩いた。

私は気になっていたことを聞くことにした。

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