タイムスリップしたら女神って呼ばれたんだが、案外女神も楽しい【のび太の日本誕生】

62話 けいじょうきおくせらみっくぅ？←作者の声 ページ25

『お邪魔します』

ドラえもん「むむむむ…」

のび太の部屋に入ると、ドラえもんが難しい顔をしていた。目線の先には私がずっと気になっていたツチダマの1部があった。

のび太「どうしたの？難しい顔して」

ドラえもん「これを見て！」

ドラえもんはツチダマの1部を指さした。

のび太「これは？」

ドラえもん「ツチダマの手首だよ。欠片をひとつ持ってきたんだ」

そしてドラえもんは少し考えたあと、大きなトンカチの叩くところだけ無駄にでかくなったやつ(？)をポケットから取り出して、ツチダマの手首を叩いて割った。

のび太「痛！何すんだよいきなり〜！」

その衝撃で近くにいたのび太は飛ばされた。
私は平気だったよ。←

『のび太、あれをよく見てな』

のび太「？」

しばらくすると、ツチダマの手首の割れた欠片はまるで生き物のように動いて元に戻った。

のび太「！くっついた！？」

のび太は目を丸くして言った。

ドラえもん「見たことのない成分でできてるんだ。今、このデータをドラミに送って調べてもらってる」

ピロリン♪

突然携帯音がなった。きっとドラミ…という人からだろう。

ドラミ「もしもし？お兄ちゃん？」

お兄ちゃん…？ドラえもん、妹いたのか…。←

ドラえもんが映像を空中に映し出す。

ドラミ「分析の結果、形状記憶セラミックで出来ていることがわかったわ。分子の一つ一つが自分の並び方を覚えていて、自己修復機能を持つ金属よ。引き続き詳しく調べてみるわね！」

可愛くウインクしたあと、映像は途切れた。

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