タイムスリップしたら女神って呼ばれたんだが、私はそんなやつじゃない【のび太の日本誕生】

8話 環境づくり ページ10

ドラえもん「なんのために原始時代に来たの…？土地はたーっぷりあるのに」

『本当だよ。呆れた…』

そう言うと3人は顔を赤らめる。

『それにしても、このタケコプターとやらは凄いな。バランスとるのが大変だ』

初めは少しふらついた。

しずか「でも、凄いわ！私たちなんてなれるのにとても時間がかかったもの…」

のび太「僕なんて振り回されまくったよ…」

ドラえもん「瑠璃さんはバランス感覚がとても優れているんだね！…あの辺がいい！南東向きの崖、日当たりも良さそうだし」

私たちは崖に降りる。

ドラえもん「ここに穴を掘ろう！石器時代らしくていいじゃない」

のび太「これを掘るの！？くたびれるなぁ…」

確かに、普通にほったら日が暮れるどころじゃ済まない。

すると、ドラえもんがまた新しい道具を出した。

ドラえもん「らくらくシャベルー！これを使ってみな？」

ドラえもんは、らくらくシャベルとやらをのび太に渡す。

のび太「んー？うわぁっ」

のび太が思い切りシャベルを地面に突き刺すと、シャベルが思い切り深くまで入った。

ドラえもん「どんなに硬い岩でも、豆腐みたいに軽ーく掘れるんだ」

これならあっという間に家ができそうだな。

ドラえもん「他にもいろいろあるよー！」

しずか「うわぁー！」

らくらくセットをめぐってまた見にくい争いが始まった。

ドラえもん「醜い。どこまでも醜い…」

『あいつらはどこまでくだらない喧嘩ができるのかね…』

私はもう一度3人に目をやる。すると、武が二人を振り飛ばして言った。

ジャイアン「力仕事は俺様に任せろ！文句あっか！？」

ドラえもん「君を喧嘩大j((ん"ん"っ…建設大臣に任命する！」←

あーこいつ今喧嘩大臣って言おうとしたな。笑

ジャイアン「光栄の至り」

武は早速穴を掘っている。

残るは私とのび太のみ。

その後、のび太はペット大臣としてペットを作りに行った。

『ドラえもん、私は何かやることあるかい？』

流石に、私だけ何もやらないってのも気に入らない。

ドラえもん「そうだなぁー…。じゃあ、ここら辺の探検をしてきてもらえるかな？地図は書ける？」

『ん、書けるよ』

ドラえもん「じゃあ、簡単でいいから何があるかだけ書いてきてもらおう！君は今日から国土地理院だ！」

『ありがと。じゃあ、行ってくるよ』

そして私も、地図を完成させるべくタケコプターで飛んでいった。

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