タイムスリップしたら女神って呼ばれたんだが、私はそんなやつじゃない【のび太の日本誕生】

1話 興味深い話 ページ3

『……っ…』

眩しい。

ここ、どこだ？

見る限りあたりには木しかない。

森か？いや、山かもしれない。

とりあえず、人里に出なくては。

私はフードを被る。

歩いてまもないところで誰かの声が聞こえてきた。

？？？「誰もいない時代に引っ越せばいいんだよ！」

……へ？

気になってもっと進んでみる。すると、人が4人、よくわからない青い生物が一体話していた。

？？？「のび太にしては、頭いいこと言うじゃん！」

気になりすぎる。私はフードを被ったままその人達のところへ行った。

『誰もいない時代って、本当にあるのかい？』

話しかけると、その人達は肩を震わせてこっちを見た。

？？？「だ、誰？ですか？」

『私は森ノ宮 瑠璃。いきなり話しかけてすまない。アンタ達が興味深い話をしていたから、居てもたってもいられなくなったのさ』

？？？「は、はぁ…」

見る限り、この人達は私より年下だろう。
とりあえず気になるのが、青い生物だ。

『その、そこの青いのは…なんだ？ネコか？』←

？？？「……！君が初めてだよ！僕のことを青いタヌキって言ずに、ネコって分かった人は！」

『ネコなら耳があるはずだけど…まあ、聞かないでおくよ』

きっと事情があるんだろうね。←

『ところで、アンタら名前は？』

のび太「僕、野比のび太です！」

しずか「源しずか、5年生です」

ジャイアン「剛田武こと、ジャイアン様だ！」

スネ夫「僕ちゃん骨川スネ夫！」

ドラえもん「僕はドラえもんです！」

『ドラえもん…を除くアンタらは、全員5年生？』

のび太「はい！」

『そ。じゃあ、私の方が年上だね』

みんな若くて羨ましい←

のび太「そうだ！さっきの話聞かれちゃったんだし、えっと瑠璃さん…も誰もいない時代に引っ越しませんか？」

ドラえもん「のび太くん、無理は言わない方が…」

『面白そうじゃないか。私、そういうの大好きだ』

「「「えぇぇぇ！？」」」

ドラえもん「いいんですか！？」

『構わないよ。あと、私のことは普通に名前で呼びな。あと、敬語も外してくれ。変な上下関係はつくりたくないんでね』

昔から上下関係は嫌いだった。変な壁はつくりたくないしな。

しずか「分かりました！」

ドラえもん「じゃあ、一旦僕らの家に帰ろう！」

「「「おー！」」」

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