タイムスリップしたら女神って呼ばれたんだが、私はそんなやつじゃない【のび太の日本誕生】

30話 ドラゾンビと女神 ページ33

ドラえもん「僕が風の精霊に命じて、君を飛ばしたんだ」

スネ夫「そうそう！この人えらーい呪い師のドラゾンビっての！」

ドラえもん「え！？；」

ド、ドラゾンビ……。

ジャイアン「木の精も水の精も、みんなドラゾンビの言いなりなんだぜ！」

しずか「これなら安心して任せられるでしょう？」

ククルは目元に涙を浮かべながら、

ククル「ドラゾンビ様ぁ…！」

とドラえもんに向かって土下座をする。

ドラえもん「そ、それほどでもぉ〜//それと、ここには美しき精霊の女神様もいるんだ！」

ククル「女神、様…？」

ドラえもん「ね！瑠璃ちゃん！」

『へっ？』←

……なるほどな。合わせろと。←

『女神と呼ばれていいのかは分からないが、戦いには自信がある。いざとなれば雷や水の精、大地の精に空の精も制することが出来る』

…一言も言っていなかったが、私は物心着いた頃から不思議な力を持っている。

ここでやって見てもいいのでは…と思い、水の精の力を出すことにした。

『いいか？今から私が水の精に命じてこの手のひらから水を出す。よく見ているんだぞ？』

「「「「えぇ！？(で、できるの…？)」」」」←

私は目を瞑り、意識を集中させる。

『聖なる泉の精霊よ、我に力を

エミュー アクア シストリア！』

呪文を唱えれば、掌から泉の水が湧き出る。

「「「「「うわぁぁ……」」」」」

ドラえもん「(で、出来たの！？！？)」←

『言ってなかったが、小さい頃から使えるんだ』

ジャイアン「す、すげぇ！！」

「「「め、女神様ぁ！！」」」

みんなは私に向かってさっきククルがしたように土下座をする。

『いや…だから、女神って呼ばれるタチじゃないさ…』

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