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第169話 ページ24







貴「人の話聞かねェ野郎だったな」





万斉「主がそれを言うか」







疲れたのか煙管を咥えたままのAから編笠を受けとり



幹部が集う部屋に向かう







万斉「しかしあんなものが人間に作れるとは」






貴「刀匠の考えることなんてなァ

侍には分からねェが逆もまた然りさ」






万斉「同じ侍でもお前が考える事は分からぬがな」






鼻をならしようやく煙を吸ったAを横目に部屋を開ける







来島「白夜叉はないっス

あの顔で贈り物は、」





武市「A殿っ...」






貴「.............」






一瞬眼を伏せたように見えたのは気のせいなどではない



だがそんな顔は一瞬でAは壁に寄りかかり

煙管をふかしながら妖しく口角を上げる







貴「.......で?白夜叉がどうした」





来島「A様...あの、違うんス!これはえっと....」





武市「すみませんA殿。

貴女を刺激するつもりなど毛頭ありません」






万斉「.......落ち着けA。」






抑えきれない殺気を辺りにぶつけ散らす肩に手を起くがきっと意味はない







岡田「やはりあんたの敵だったかい」






万斉「岡田...。お前今までどこにいた」





岡田「少し人助けを」





万斉「あまり騒ぎを起こすな

鬼兵隊の存在に薄々気づいている犬もいるでござる」





岡田「あまり?今から祭りが始まるんじゃないのか」






貴「.............ふっ。どこで聞きやがった」






岡田「刀折れちまったもんでちょいと鍛冶屋に」






貴「で?新しい刀は見つかったのか」





岡田「あんたらが用意してくれてると思ってね」





貴「まさか自分からかって出てくれるたァ」





万斉「分かっているのか岡田。


あれはいつか己の肉体をも奪うものでござる」





岡田「あんたがこの江戸を火の海にしようってんなら

俺はその燃料でもなんでもやるさね。」





貴「.............そうかい。


明日村田が来る。それまでにその傷直しておけよ」

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赤砂晋助.(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみませんありがとうございます(●´▽`●) (2019年3月30日 3時) (レス) id: f23487b2b0 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 176話が177話になってますよ。 (2019年3月30日 2時) (レス) id: d836fbb346 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - くじら雲懐かしいw (2019年3月26日 9時) (レス) id: d836fbb346 (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 赤砂さんの作る内容メッチャ好きです!!これからも頑張って下さい!! (2019年3月19日 6時) (レス) id: a39d20f6cd (このIDを非表示/違反報告)
麦ちゃん - いつも楽しみに読んでおります。続編おめでとうございます。これからも頑張ってください。応援しております! (2019年3月19日 5時) (レス) id: ad939e8b4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤砂晋助. | 作成日時:2019年3月19日 1時

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