検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:43,765 hit

第57話 ページ9

貴方side









銀時「大丈夫か緑輝」








貴「はい…………」









落ち着いた戦況に胸を撫で下ろす









______________しかし安堵も束の間…









貴「晋______________」









.









高杉「………………」









.









.









.









貴「晋助様っ!!!」









鈍い音をたて倒れ込んだ体を抱き起こす








背中に回した腕に生暖かいものが滴っていく…………









貴「晋助様、晋助様っ………」









眉間に皺を寄せながら







浅く小さな呼吸を繰り返す









.









そして未だに左目から流れる赤い涙………









貴「晋助様っ…………晋助様っ…!」









高杉「……………聞こえてらァ…」









貴「晋助様!!」








銀時「そいつはそんくらいじゃ死なねぇよ。

死にかけてるけど」









貴「っ、」









高杉「………なんでお前が痛そうなんだよ」









貴「だって……………」









高杉「……………また…泣くのか」









貴「だって______________」









高杉「………………クソ…」









自分の腕を睨む晋助様









高杉「………どうやら俺ァ…お前の涙一つ拭えねぇらしい…」









貴「私が……勝手に泣いてるだけで………………」









高杉「………………泣くなよ…。」









優しい声色に歪む視界を拭う









貴「でしたら_____________」









.









.









.









.









.









貴「晋助様も………泣かないで………………………」









そう言っていつかしたように








着物の裾で赤い筋を拭う









高杉「………前も言っただろ…。これは涙じゃねぇよ。」









そのまま頬に手を添える









高杉「また………汚しちまったんだよ。俺ァ。」









貴「………………だから…新しい着物…」









高杉「………あァ。二着、な。」









.









.









.









.









貴「紫と……緑の…………………」

第58話→←高杉



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (132 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
202人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 高杉晋助
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りなりー - 最高ですね、続きも楽しみにしてますよ。 (2020年3月17日 20時) (レス) id: 45e0f85ae1 (このIDを非表示/違反報告)
麦ちゃん - この作品好きですよ。更新すごく楽しみに待っております。 (2019年2月24日 20時) (レス) id: ad939e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
オリオン(プロフ) - ありがとうございます!これからも楽しみにしてます。 (2019年2月13日 19時) (レス) id: 9f4dc91337 (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 赤砂晋助さん» ありがとうございます!とっても面白かったですまた頑張って下さい! (2019年2月8日 21時) (レス) id: a39d20f6cd (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - オリオンさん» リクエスト承りました!何か…ん?って感じになりましたが、不満でしたら構わず言ってください!ありがとうございました! (2019年2月8日 18時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:赤砂晋助 | 作成日時:2019年2月2日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。