双子はただの高校生？ (ページ9)

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洗い物をしながら2人の会話を盗み聞きしていると

一条？「やっぱりここのコーヒーはうまいな」

虎徹？「本当ですね、俺がいれてもこんなうまくできないっすもん」

そんな会話が聞こえてきて期待に答えれた安心と褒められた嬉しさで顔がニヤけそうになるのを必死に抑える

ゆき「Aちゃんサンドイッチできたから持ってってって、あれどうしたのなんかいいことあったの?」

『えっまた出てた?』

ゆき「フフ、ええとっても嬉しそうな顔してたよ」

、、ぜんぜん抑えれてなかった

『そんなに笑わないでよ、これ持ってくね』

ゆき「はーい」

カランカラン

しばらく時間が経って2人が店から出ていき
使っていたテーブルを片付けていると

『あれ、これって』

なんとスマホを忘れていっていた

『ゆきちゃんヤバい!!さっきのお兄さん達スマホ忘れてってる!!まだ近くにいるかもしれないから届けてくる』

ゆき「はーい、気をつけてね」

私は直ぐに店を飛び出しさっきのお兄さん達を探す
結構目立つ髪色してたからすぐにわかると思うんだけど

『あっ居た!』
視界に映った金髪とオレンジ髪、あれだ

『お兄さんー!!忘れ物ー』

すると気づいてくれたようでお兄さん達は後ろを振り返る

一条「なあ、あの子のさっきの店員の子じゃないか？」

虎徹？「え？あっほんとですね」

『これってお兄さんのであってますか？』

虎徹？「俺のスマホ!！さっき忘れてったのか、わざわざありがとうな」

『どういたしまして』

虎徹？「何かお礼とか」

『いえいえ大丈夫です』

「でも」

『さっきコーヒー褒めてくれたお礼ってことで』

一条？「もしかしてあのコーヒー嬢ちゃんが淹れたのか？」

『はい』

「そうなのか、うまかったよごちそうさま」

『喜んでもらえて良かったです』
やっぱ褒められると嬉しい、ついつい頬が緩んでしまうだが今はお客さんだそんな顔をしてられない

虎徹？「、、また飲みに行ってもいいか？」

『もちろんまた来てください』
そう私が言うとオレンジ髪のお兄さんは少し嬉しそうな顔をして微笑んだ
やっぱカッコイイなこの人達