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267. ページ10

パ「あいつは今、きっとこっそりポワソン町に行って、
自責の念を紛らわそうとしてる、、、

その可能性が1番高いぜ。」




パ「どうだ?オイラ、答えをひらめいただけじゃなくって、自分の力でここまで分析できたぞ。

すごいだろ?」




『すごいよ、パイモンちゃん。』




蛍「探偵をしてからはやっぱりわけが違うね。」




パ「へへっ。2人に褒められちゃったぜ。

じゃあ、こんなところでぐずぐず時間を無駄にしてないで、ポワソン町に向かおうぜ。」





その後私達はフリーナちゃんを追いかけに
ポワソン町へと向かった





___________

フ「、、、 、、、」



そこには川を見つめているフリーナちゃんがいた。







パ「あっ、フリーナだぞ!
やっぱり一人であんなとこに、、、」



蛍「しっ!」




パ「うん、、、」



パイモンちゃんは自分の口をおさえた。




フ「、、、諦めよう、、、もう無意味だ、、、」






フ「見るがいい。事は起こってしまったし、みんな死んだ。ごめん、、、本当にすまない、、、」





フ「諦めよう、フリーナ。もうやめていい、、、」




フ「、、、、、、」






フ「すまない、、、」





消えてしまいそうな声でフリーナちゃんはそう言った。







フ「、、、でもそれ以外、僕に何ができるっていうんだ、、、?」




蛍「フリーナ、、、」





フ「えっ、、、!だ、誰だ?」



『落ち着いて、フリーナちゃん。』





フ「その声はAだね。」





パ「オイラたちも居るぞ!」




フ「コホンッ、、、フフッ、異郷より訪れた金髪の旅人か。
あの弁えない乱暴者たちが跪いて謝りに来たのかと思ったよ。」






さっきの雰囲気をなくそうとしているのかフリーナちゃんは明るくそう言った。




パ「フリーナ、、、おまえ泣いてたんだろ。

涙の跡が残ってるぞ、、、」





フ「えっ、、、泣いてたって?ああ、確かにね。
今朝、歌劇場でやっていた公演は実に感動的だったんだ。ついさっきまでそれを噛みしめてたのさ。」





フ「フン、結局あの礼儀知らずのやつらに邪魔されてしまったが。」





『、、、』




フ「神を非難しようだなんて、、、だから僕は消えてやることにしたんだ。神がいないと気づけば、

きっとまるでフライパンの上に乗せられた蟻のようにオロオロするはずだ、、、

ヌヴィレットもマレショーセ・ファントムのやつらも、
死ぬほど焦っていることだろう。ハハハッ、、、」




『フリーナちゃん、、、』



フ「A、、、そんな悲しそうな目で見ないでくれ」

(2024/04/13)

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夜月(プロフ) - 弓月有無%さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてとても嬉しいです!復帰したのでできるだけ早く物語がすすめられるように頑張ります。 (4月13日 20時) (レス) id: 41ef316e23 (このIDを非表示/違反報告)
弓月有無%(プロフ) - コメント失礼致します!!フォンテーヌやファデュイの作品はあまりないので出会えて迚も嬉しかったです!物語も何度も読み返す程、面白くて大好きです。全体的にめちゃ好みで読み進めるのも凄く楽しかったです!!是からも応援しております (4月1日 0時) (レス) id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜月 | 作成日時:2023年12月1日 19時

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