バスケ少女と野球少年5

追い風スリー ページ17

貴女サイド




さあ、泣いても笑っても残り4分

点差は2点。1ゴール決めては決められの繰り返しでなかなか逆転ができない苦しい状況。



安富「3分切ったらプレスかけるぞ！！！」



監督の声よく通るな〜笑


「「「はい！！」」」


うちのチームのプレスはなかなかのレベルだと思う。
なんてったって葵と美紅のプレッシャーのかけ方、片方が追い込んだ時に追い討ちをかけに行くか、パスカットを狙うかの難しい判断が天才的。

ただ、神経も使うし体力も使うのでずっと続けるのは難しい。必殺技的な。



葵「美紅ナイスカット！！」

美紅「葵先輩！！」


美紅が期待を裏切らずパスカット。
前を走る葵にパス。しかし中はディフェンスが2人。ここは点取っておきたい！！


貴女「葵！！！」

葵「みやび！！」


審判がスリーの手を挙げる。


ガコンッ


まずい、逆速攻食らったら！？！？！？！？！？！


「「「リバウンドーーーー！！」」」


沙織「コンニャロ！！！」


貴女「さおちゃんナイス！！一回戻して！」





貴女「立て直し！！」



パスを回し、葵がフリーに！！


貴女「葵！！」


ッ！？


葵は普段ほとんどスリーを狙わない。
スリーの付近でパスをもらっても大きくミートして2ポイントにしてしまう。
本人曰く、スリーって相当気合入れないとエアーボールしちゃうとか。


そんな葵が綺麗なスリーポイントを打ったのだ。
綺麗なバンクショット。


ピーーーーーーーッ


審判「タイムアウト」

残り数秒→←良き監督かな

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