生きる意味が分からない少女は保護された。【Dreamswap】

進んだもんが勝つ、振り返ったやつが最下位。染み付きすぎた常識 ページ9

へやに戻り、支度を整える

そして、ヴィックを外して考える

何故あいつが俺に執着するのか、

そして、カラコンも外し姉さんとお揃いのオレンジの目とシアン色の目が鏡の中に映る

紫色の嫌いな髪も。もちろん映っている

狂色病という色が一部だけ変わる病気らしい

初めて発見された病気で、治し方はない

綺麗だとほめる人もいれば中二病だといじめる人もいる

特殊な例だと髪を切られたこともある

母さんは勿論そんな俺のことを嫌っていたあねのことはもっと嫌ってた

母さんは、いや、リダ・ハイリロットは、姉であるキリカ・ハイリロットを締め殺した

他言はできない

理由は俺の首についてる普段は隠してる首輪に毒針がついてるからだ。

勿論盗聴器もついているし、スイッチもリダが持っている

つまりどうもできない

無駄。

コンコン

レーシャ「入るね」

来ると思ってた

レーシャ「Aちゃん」

真っ黒な声でそう呼ぶ

君はいつもそうだった

レーシャ「えへへ、思い出してたんだぁ、そうだよ。マシロ君♡」

俺が前使ていた男としての偽名。

レーシャ「会いたかった…さみしかったよう…」

甘えるように抱き着いてくる

呼吸が乱れてるのが気色悪い

彼は偽名を使っている時に告白してきた子だ

そして断ったらストーカー化した可哀想なこ

優しくしたら害はない

抱き返してあげよう

レーシャ「ん…♡すきぃ♡」

気持ち悪い

すりついてくる

俺だけとでも言うように

レーシャ「あ、マシロ君…もうすぐ昼ご飯の時間だね。部屋に戻るから…っ♡」

悲しそうに離れていく

そしてへやを出る

レーシャ「お邪魔しました」

はい。もう一生来なくていいから

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