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それから色々あってティータイムを終え、事務所に戻ってきたAと乱歩。そして、Aは仕事を放ったらかしにしたままだった事に気づき、絶賛イライラの真っ只中だ。
｢Aー、怒ってる？｣
｢怒ってないからちょっと話しかけないで貰える｣
｢怒ってるねえ。いつもに増してカリカリしてる｣
｢…………｣
いつの間にやら手懐けたホームズを膝の上に乗せ、キャスター椅子に座ってくるくる回る乱歩は仕事を終わらせたのだろうか。否、きっと頼まれていた任務も敦や谷崎らへんに押し付けたんだろうなあと思うとまた溜め息が出た。
｢ホームズ、君のご主人様は何時からあんな物言いが刺々しくなったんだい？｣
｢その子に変なこと吹き込まないで頂戴｣
｢吹き込んでないよ？お話してるだけ〜｣
｢もー……国木田さん、あれ何とかしてください｣
｢俺には無理だ｣
｢じゃ、じゃあ晶子さ｣
｢妾は購い物に行かなくちゃならないんだ、悪いね｣
｢ええ…………もう、なんて自由な人達｣
今日イチ大きな溜め息を吐いたAは、ガタンと椅子から立ち上がると乱歩の元へ歩いていき、少々雑にホームズを奪い取ってからまた椅子に座り直した。
遊んで貰ったのが楽しかったのか、無理に連れ去られた小さな梟は不服そうにこちらを見上げる。
｢ほんと。精神年齢いくつよ…………｣
今度は忌々しげに盛大な舌打ちを吐いてパソコンに向き直るA。其れを見ていた与謝野は、ふっと肩を竦め、少しばかり呆れたように笑った。
(全く、此方からしたらバレバレなんだから素直に認めて仲良くすりゃあ善いのに……)
生意気でちっとも素直じゃないAにそう思いつつも、与謝野はお疲れの彼女の為に淹れた紅茶をそっと机に置くのであった。
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らむ - 乱歩さんしかかたん。 (2021年11月3日 15時) (
レス) id: afa1133b59 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ。(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございますううう！評価にお気に入りまで…嬉しい限りでございます^^*更新頑張ります！！ (2021年2月15日 19時) (レス) id: 4740a5bcfa (このIDを非表示/違反報告)
颯貴(プロフ) - やば、おもろいwww1番右の星押してお気に入りに入れときましたぜ！←更新待ってます！ (2021年2月15日 19時) (レス) id: b4b593bd0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2021年2月7日 20時
