１０８話 ページ27
渦を出るとそこはぬくみ雪で真っ白な海村だった
光「汐鹿生だ…」
光たちは海村を見渡していた
光「静かだな」
要「当たり前だよ、みんな眠ってるんだから」
光「そうだよな、みんなが夢遊病者みたいにウロウロしてたらこえーよな」
美(ここが汐鹿生…光と要さんと翔さんとちさきさんとAさんとまなかさんが過ごした場所…だけど…)
美海ちゃんは悲しそうな表情で紡に渡された物をセットしているAたちを見ていた
『これで大丈夫かな？』
要「あぁ、大丈夫じゃないかな？ランプもついてるし、塩分濃度とか細かな潮の流れとかこれ１つで、いろいろわかるらしいよ」
『凄いよね〜』
光「美海！…ほんとはこんなんじゃない」
美「え？」
光「まなかを探すぞ」
光はそう言うと歩きだしそれに続くようにAたちも歩き始めた
(ここも…知らないところみたい)
少し歩くとそこに早川のおじさんが座って寝ていた
光「早川のおっちゃん…」
要「門番のつもりかな？冬眠の時はなるべく自分の家でリラックスした姿勢でってことになってたのに…」
光「目覚めたら腰いてーぞ、きっと」
『湿布でも用意しておく？』
離れて美海ちゃんは怖そうな、不安そうな表情で早川のおじさんを見ていた
光「眠ってるだけだ」
美「え？」
要「うん、ただ眠っているだけ…目が覚めたらまた元通り」
『元通り…』
また、Aたちは歩き始めた、Aたちの後ろにいる美海ちゃんの顔はさっきと変わらない表情で汐鹿生を見ていた
美(ずっと憧れてた場所、なのに…)
光「なに怖がってんだよ…冬眠してるだけだって言ってるだろ！そんなに驚いたらみんなに失礼だろ！」
美「光…」
光「お前みんなのこと、死んでるみたいって思ってんのか！？」
要「おい！光！」
『光！！』
美海ちゃんに掴みかかった光を要が止めた
光「ごめん…」
美「光…」
光「俺、一度家に帰ってもいいか？」
美「え？」
光「まなかを探す前に少し気持ち落ち着かせてくる…このままだと、なんか動揺してみっともないとこ見せそうなきがする」
要「かも、僕も自信ないな…」
『私も…美海ちゃんなるべく早く戻ってくるからここで待っててくれる？』
美「わかった」
要「どこにも行っちゃったダメだよ？」
Aと要は光の後に続き自分のいつも自分の家に向かう道を歩いて行った
美(私にとって初めての汐鹿生…だけど…光と要とAさんにとってもきっとここは知らない汐鹿生)
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なずさ(プロフ) - 美貴さん» ありがとうございます！！本当に応援の言葉が励みになります(´;ω;｀)最終章までお付き合いいただけたら嬉しいです！ (2020年12月8日 20時) (
レス) id: a5647d47c0 (このIDを非表示/違反報告)
美貴(プロフ) - ヤバイ！展開が超気になります！これからどのような展開になるか考えただけでワクワクが止まりません！無理はせずに自分のペースで更新をしてください！！頑張って下さい！応援してます！ (2020年12月7日 22時) (レス) id: a16bbe48e9 (このIDを非表示/違反報告)
なずさ(プロフ) - 美貴さん» わぁ！ありがとうございます(´;ω;｀)本当に嬉しいです！ (2020年12月6日 17時) (レス) id: a5647d47c0 (このIDを非表示/違反報告)
美貴(プロフ) - 更新楽しみに待ってました！また一気に読んでしまいました！これからの展開がとても気になります！ (2020年12月5日 17時) (レス) id: a16bbe48e9 (このIDを非表示/違反報告)
なずさ(プロフ) - むあさん» 消しませんよ！完結までちゃんと書きます！ (2020年12月5日 16時) (レス) id: a5647d47c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なずさ | 作成日時：2020年6月7日 21時
