彼氏に浮気、されちゃいました。

だから嫌いなんだ ページ6

気づいたら病院の屋上まで走っていた。

運動が苦手な私は走るとすぐ息が上がってしまい苦しいが、今は苦しくともなんともなかった。


必死に走って屋上の扉を開ける。


ヒューと開けた瞬間風が入ってきて髪がなびく。


この病院の屋上はおじいちゃんと一緒によくいた場所だった。

ここから見える公園で子供達が楽しく遊んでるところを見るのが好きだとか。


公園を見てみるといつも通り子供達が楽しく遊んでいた。


おじいちゃんはもう見ることができないんだね。



『うっ…………』


また涙を流す。目が腫れていて赤いのがなんとなく分かる気がする。


ピロロン


突然ケータイが鳴り画面を見てみると


『かず……や？』


大好きな彼からのメールだった。


きっと慰めてくれるんだ。

きっとさっきのは誤解だったんだ。




一也からのメールを開く。正直すごく緊張して開くのが怖かった。

でも勇気を出さないと。前に進まないとね。


そう思いながら開いたら……






別れよう。








久しぶりにきた大好きな彼からのメールはたったの「別れよう。」でした。





『うっ……なんでよ……待ってるって言ってくれたじゃんよ……』







ボロボロ出てくる涙。今日の涙は不思議。涙を止めようとしても止まんない。






あーあ、今日は泣いてばっかりだ。






大切なものを２つ失ったこの日。２月。



だから２月は嫌いなんだ。









この頃からだろーな。私の目から光が消えてきたのは………



私には春がくるのでしょうか？









______________青い春が……__________________

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