彼氏に浮気、されちゃいました。

番外編 ケーキ ページ20

あー早く会いてー……


女子「ねぇ、」

御幸「ん？」

突然話しかけられたと思ったら

女子「結城先輩ってケーキ食べられる？


御幸「んー、どうだろう。食べられるんじゃね？」


女子「ほんとに？」

御幸「んーほんとなのかなー？」


女子「御幸君の言ってることは全部嘘に聞こえる。」


御幸「うわっひでー(笑)」

女子「食べてくれるといいなー」


ボソッと言ってるつもりだと思うけど聞こえた。


お前も哲さん大好きなんじゃん。


学級委員「お待たせー呼んできたよー」


『もう！御幸君、拗ねてたんでしょ？委員長から聞いたよ？迷惑かけちゃダメだよ！』

ほっぺをプクーっと膨らませて俺のところにきたA。


マジで可愛いんだけど…。


学級委員「じゃ私達はケーキ仕上げようか！」

女子「そうだね！」

うん、マジで感謝。やっと二人きりになれる！


御幸「ちょっとおいで。」

手を上下に振る。

うんと言いながら俺のところにヒョコヒョコくるA。天使かっ！


『どうしたの……っ！？』

俺の近くに来たA。可愛くて思わず抱きついてしまった。


御幸「あー俺、この匂い探してたんだよねー。」

Aの首あたりに顔をあてる。マジでいい匂い…←


『ちょっ！一也！くすぐったいよー』


腕の中で暴れるA。

御幸「はっはっは。いいだろ？別に。」


『えー？(笑)』

しばらくして暴れなくなったA。


『一也ってケーキ苦手なんじゃなかったっけ？』

御幸「まあ甘い物は苦手かな。」


『じゃあ食べられないの？』


御幸「うん、まあ、そうかな。」


『えー？……そんなぁー…』

ガッカリしてるA。そんな姿も可愛いと思う自分もいるのは秘密。


御幸「でもさー」

Aの腕を引っ張り耳元で


御幸「_________________」

『っ！？』

腕を離し

御幸「あっ！やべぇ、練習！ちょっと行ってくる！」

口はパクパクさせて赤面してるA。

おもしれぇ(笑)


ダッシュで走る。もう恥ずかしい……

あんなこと言ったら逃げるしかないでしょ…



後でお前のこと食べるから大丈夫♪…なーんて





その後、グランドに着いたら監督にバレて練習が終わるまで走らされたとさ。はっはっは


_______________

女子「うわっ！Aちゃん、顔真っ赤だよー？(笑)」

『う、うるさい！』


学級委員(ほんとにバカップルは……)







俺達が別れるまであと少し…

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