彼氏に浮気、されちゃいました。

番外編 匂い ページ19

御幸side

これはまだ俺とAが付き合ってた頃の話。


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御幸「あーいい匂いがするー」

クリスマス。いつも通りキツイ練習。

倉持「あー確かにいい匂いするなー」

休憩中、倉持と話してたらどっかからいい匂いがしてきた。


御幸「んー……あっちからだ。」

鼻をクンクンさせながら匂いのする場所をさがす。

倉持「お前は犬か！」


遠くから倉持の声が聞こえたけど無視←

犬とか(笑)おもしれぇ

御幸「んー……こっち！」


匂いを嗅ぎ分けながら着いたところは


御幸「家庭科…室？」


んー……家庭科室でなんか作ってる人いるのかなー？



「でねー……って御幸君？」


「ほんとだ。御幸君だ。」



家庭科室の窓を覗いてるとAと仲のいい女子と学級委員にバレた……


御幸「あ、バレた？」

ヒョコっと窓から顔を出す。


御幸「で、なに作ってんの？」


学級委員「クリスマスケーキよ。運動部にあげるのよ。」

女子「もちろん野球部もでーす！それよりさー見て！このエプロン！可愛いでしょ？」


俺の前でエプロンをなびかせながらグルグル回る女子。

御幸「あーえっと、はっはっは」


学級委員「ほら、御幸君が困ってるでしょ？」


女子「だって感想聞きたかったのー！いいじゃん！」

学級委員「そんなこと言ってたらAが勘違いしちゃうよ？私の彼氏好きなの？とか言われるよ？」


女子「えーそのときは違うよって言えばいいんだよ！」


学級委員「はぁ、その言葉を聞くまでAはずっと不安な気持ちよ？」


御幸「それに哲さんにも勘違いされるぞ？あいつは御幸が好きなのか…ってなるよ？」


女子「あわわわ！私は御幸君じゃなくて結城先輩の方が断然いい！」


そう、コイツは哲さんの大ファン。哲さんも人気だなー。


それよりさー……

御幸「Aは？来てないの？」

A、どこにいるんだよー。Aのエプロン姿見たい……

学級委員「相変わらず彼女さん大好きねー」


女子「ほんと！Aも大変よねー。」


御幸「うるせっ！いいだろ！別に…」

あぁぁぁぁ！恥ずかしっ！まあ、確かにAのことは好きだけど、そんなに表にだしてないと思うんだけど……


女子「うわー、顔赤いね(笑)」


御幸「………。」


学級委員「ほらそこまで。御幸君も拗ねちゃったし彼女さん呼ぶから機嫌直してよねー。


そう言って家庭科室の奥に行く学級委員。


あー早く会いてー……

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