あーん ページ15
沢村side
沢村「へぇー先輩って ヴァイオリンやってるんスか！」
『うん。そうだよ。』
屋上に向かいながら色々なことを質問する。
倉持先輩に教えてもらったりしたけど、やっぱ自分で聞くのが一番いい！
しかも……俺の横に並んでる先輩。なんかいい匂いがする！←
意外にも俺との身長差もあるし……なんだろう。すごい可愛い…
『あっ。屋上着いたよ。』
沢村「おぉ！それでは入りやしょう！」
先輩が扉を開けようとするが……
『硬い……』
沢村「え？開かないんスか？」
『なにその言い方……』ムスッ
うわぁぁ！ムスッってなってる！先輩がムスッってなってる！←
笑ってる先輩もいいけど、少し機嫌が悪い先輩もいい。
沢村「じゃあ俺が開けやす！」
屋上の入口は狭くて横に並ぶことができないから先輩の後ろから手を伸ばしてドアノブを握る。
ガチャっと音がなり扉が開いた。
意外に簡単に開けることができて先輩はあまり力弱いのかなー。可愛い……
『あ、ありがと』
ん？
沢村「先輩顔が赤いっすよ！どうしたんすか？！」
急に顔が赤くなった先輩。どうしたんだろう…
『扉開けるとき、沢村君が近くて……えっと…』
沢村君が近くて……？あっ！！
沢村「俺が後ろから手を伸ばしたときの！」
『うん(笑)』
あぁぁー！確かに近かったかも……。でもラッキーかな！
『まぁとりあえずご飯食べない？お腹空いちゃった。』
沢村「そうっすね！食べましょう！」
屋上は誰もいなくて俺と先輩だけ。うわー！緊張する！
沢村「ん？先輩、それ自分で作ったんすか？」
お弁当のふたを開ける先輩。中身は野菜中心のお弁当だった。
『えっと、お母さんと２人で作ったんだ。』
沢村「そーなんすか！美味しそうっすね！！」
マジで美味しそう……。俺なんて購買で買ったパンだぜ……←
『よかったら食べる？』
えっ！？
沢村「いいんすか！？」
『うん、いいよ。なに食べる？』
うわー！嬉しい！
沢村「じゃーえーと、卵焼きで！」
『うん！いいよ。』
そう言って卵焼きを箸で取って俺の口の前まで持ってきた。
ん？俺の口の前………。
沢村「えっ！ちょ！先輩！？」
『え？あーんしないの？』
え？先輩って天然？天然なの！？
沢村「えっと……。」
『あーん。』
沢村「あ、あーん。」
口を開けて卵焼きを入れてくれた。
恥ずかしっ！そして…
沢村「先輩！美味いっすよ！」
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みるる(プロフ) - mioさん» コメントありがとうございます(*´`)作品を書くとき、読者が泣いたりドキドキしたりするような作品を書こうと意識してるのでそう言ってもらえると嬉しいです！ (2015年1月31日 7時) (
レス) id: 6d34c9cec6 (このIDを非表示/違反報告)
mio - 今日初めて読んだんですが、涙がボロボロ出てきてしまって（笑）誰とくっついてもいいですね！ (2015年1月29日 20時) (レス) id: 61c4143b62 (このIDを非表示/違反報告)
みるる(プロフ) - EIRさん» コメントありがとうございます(*^^*)感動だなんて……嬉しいです！これからもこの作品をよろしくお願いします♪ (2015年1月21日 23時) (レス) id: 6d34c9cec6 (このIDを非表示/違反報告)
EIR - メッチャ感動です！スゴく面白いです！心がズキズキ痛むんですよ！応援してるので頑張ってください(p^-^)pq(^-^q)更新頑張れっス!!フレッフレッ！ (2015年1月21日 21時) (レス) id: 90b5e39d5e (このIDを非表示/違反報告)
みるる(プロフ) - 椎名さん» コメントありがとうございます♪アドバイスもくれて嬉しいです！これからは辞書で言葉を確認して書いてみます。 (2015年1月17日 12時) (レス) id: 6d34c9cec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるる | 作成日時：2014年12月6日 23時
