彼氏に浮気、されちゃいました。

お願いします ページ13

沢村side

沢村「倉持先輩！ちょっとお願いごとが…」

倉持「あ？俺にドロップキックしてほしいのか？」

沢村「いやいやいや！違いますよ！」

練習が終わり部屋でゲームをしている先輩を呼ぶ。

てか、お願いごとでドロップキック頼むとか俺どＭじゃないし！


倉持「ん？じゃあなんだ？若菜にメールを代わりに送ってほしいのか？」

沢村「なんで若菜にメールなんすか！？違いますよ！」

どんだけ若菜が好きなんだよ…。いつも俺がいない時、俺のケータイ勝手に見て若菜にメール送ってるくせに！


倉持「違う違うってうっせんだよ！早く言え！」ドカッ

沢村「うおっ！痛いじゃないっすか！？」

倉持「早く言わないからだ。」

ゲームを床に置いたからなにをするかと思いきや、


沢村「でも、ドロップキックするほどじゃないでしょ！」

俺にドロップキックしてきた……ううっ！相変わらず痛い……。


倉持「早く言わないともう一発…「ああっ！言います言います！」最初からそうすればよかったのによー。」


倉持「で、俺にお願いごとってなに？」


沢村「えーと、倉持先輩が前、購買の前で話してた女の人いましたよね？」

倉持「あぁ。それが？」


沢村「も、もしよろしかったら……その人のこと、色々と教えてくれませんか？」


あー！言えた！一気に緊張が抜けた。俺、緊張してたのかよ(笑)



倉持「なんで？……あっ！まさかー好きなんだな！このヤロー田舎に彼女いんのに浮気かー！！」

いきなりサソリ固めをしてくる倉持先輩。

痛いよ？！痛いよ？！


沢村「い、痛い痛い痛い！」


倉持先輩はハアとため息をつき、手を離してくれた。


倉持「で？なんで知りたいんだよ」

沢村「え？いや……えーと…」



この人に言ったら面倒になりそうだな……。


でも、言わなきゃ始まらないよね？









沢村「俺、倉持先輩とあのとき話してた先輩のことが好きみたいです。先輩のこと、教えてください。」









顔が赤くなっていくのがわかる。きっとすっごい真っ赤なんだろーなー(笑)




小さい頃から恋はしたことなかったけど、先輩に恋したんだ俺。







沢村「お願い……します。」







倉持「いいぜ？教えてやるよ。頑張れよ？ヒャハハ！」

お昼ご飯→←赤面

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す