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五年前北山家にそれはそれは可愛らしい天使のような三つ子ちゃんが生まれ、三つ子ちゃんはそれぞれ、ゆうた、たかし、けんとと名付けられた。

両親は三つ子が生まれてすぐの頃、海外に働きに出てしまい帰る予定は無いらしく、そんな両親にかわって三つ子の面倒を見ている俺達四人。

長男の俺は、三つ子ちゃんが生まれる前から仕事が忙しい両親にかわって下三人の面倒を見てきた。おかげで弟達からは熱い信頼を得ている。小さい頃は“おにいたんおにいたん”って可愛かった弟達も今では立派に成長し、次男の渉は朝昼晩毎日料理を作ってくれているし、三男の太輔は将来の為に塾とバイトの掛け持ち、四男の俊哉は持ち前の優しさから三つ子ちゃん達に人気だ。


そんな俺は大学を卒業してから都内の会社に就職し、商品開発に携わっている。おかげさまで給料もそこそこいい。だからこそどんなに仕事が大変でも、可愛い弟達や三つ子ちゃんの為にも心を鬼にして頑張られている。


土日は基本ずっと家にこもりっぱなしで三つ子ちゃん達に癒やしを提供してもらっている。可愛い寝顔をこの目に収めれば、仕事の疲れも吹っ飛んでいく。



「はあ、今日も三つ子ちゃん達可愛いなあ…」





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02【Y】→



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作者名:みやたま | 作成日時:2021年10月26日 23時

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