想い人は大王様。 ページ12
優姫ちゃんが口を開いたとき、優姫ちゃんの声に重なってぬらりさんの声がした。
声のするほうを見て、一気に私の頬が熱くなるのが分かる。
ふんわり笑うぬらりさんの後ろに、私と同じ模様の着物を着たエンマくんがすらっと立っていた。
「っ、エンマくん…その格好」
「どうだ?お前の着物の柄と同じものにしたんだ」
「A様…今宵は歓迎会でございます。どうかご自分を悲観なさらず…楽しんでください」
エンマくんとぬらりさんが、優しい笑顔を向けてくれる。
「…A様。家臣一同もA様がこの屋敷にいらしたこと、心から歓迎しておりますよ。」
見ると、ふんわり笑う優姫ちゃんと、そのうしろには大勢の家臣さんたちが私を見つめてくれていた。
(…こんな風にたくさんの人に囲まれるの、いつぶりだろう……)
「っ…ありがとう……」
みんなの気持ちが嬉しくて、涙が流れそうになるのを堪えて 私は心から微笑んでお礼を口にした。
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SUMMER(プロフ) - KANさん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません、コメントありがとうございます…! そう言って頂けて本当に嬉しいです( ;o; ) 是非これからも暇つぶしに読んでくださったら嬉しいです…>_<… (2017年12月26日 1時) (レス) id: 0f30a3c192 (このIDを非表示/違反報告)
SUMMER(プロフ) - 奈乃さん» コメントありがとうございます!! 本当ですか?すごく嬉しいです、、返信が遅れてしまいましたが是非これからもこの小説にお付き合い頂けたら嬉しいです(;_;) (2017年12月26日 1時) (レス) id: 0f30a3c192 (このIDを非表示/違反報告)
KAN - とっても面白い作品ですねヾ(@⌒ー⌒@)ノこれからも更新頑張って下さい! (2017年11月18日 12時) (レス) id: 01b76a7954 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - 面白いですね。 はまります。 (2017年10月21日 23時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SUMMER | 作成日時:2017年6月26日 20時