ごぉー ページ6
Aはテーブルに並べてあるお菓子の中から1つ選び取り大寿と食べやすいように左手で持つ
大寿は何かを思い出したかのように自室に戻る
隣にドカッと戻ってくると…んと言い自分の部屋の毛布だろうかAの膝に掛けてくれた
A「大寿君ありがとう」
大寿「…ん」
Aがニコッと微笑むと大寿も少し照れくさそうにお菓子を頬張った
柚葉、八戒(…なにこの2人)
八戒が電気を消すと柚葉がDVDをスタートさせる
トレジャー・ハンター達がタイタニックと共に沈んだとされる最高峰のブルー・ダイヤモンド…碧洋のハートの在り処を探るべく、小型潜水艇を用い深海のタイタニックの調査を行う…そこから沈没事故から奇跡的に生還した女性から本当の話を聞く…
Aがそっと隣を盗み見る
大寿は腕を組みながら集中して見ていた
ちょんちょんと突くとん？とAの方を見る
お菓子袋を大寿に渡すしぺったりと隣に座り毛布をシェアする
大寿は少し動揺するがAが直ぐに映画の方を見ているのに少しムスッとするが静かに映画に目をやる
話が進み何とか無事に生き延びた2人だったが、周囲は深い闇に包まれ救命ボートの姿は見えなかった。ローズを壊れたドア枠の上に乗せ、自分はそれに掴まり極寒の海中に浸かっていたジャックは体力を奪われて力尽きて沈んで行く
柚葉と八戒はもうそこで号泣をしていた
大寿も少しうる目で静かに見守る
最後に老女は隠し持っていた碧洋のハートを海に投げ入れ夢の中で最愛の人と逢えたのだった…
大寿は純愛な…けれど切ない気持ちに浸りながら隣を見るとすやすや寝息を立てていた
柚葉「…あ、Aちゃん寝ちゃったんだ」
八戒「ど、どしよ」
柚葉「ちょ、兄貴Aどこに運ぶ気してんだよ」
大寿「あ？俺の部屋」
そう言い静かに抱き抱えて自室に消えようとしている
それを柚葉が止めるが…もちろん止まる気も待つ気もさらさらある訳が無い
八戒「どうすれば…」
柚葉「…！兄貴っ…っ！！」
柚葉が叫んでAを強制的に起こそうとした瞬間大寿は空いてる片手で柚葉の口を塞いだ
大寿「るせぇ黙れ」
柚葉「〜〜！……」
大寿は乱暴に口から手を外し今度こそ自室へと消えて行った…
………ふと目が覚めるぼーっと頭が冴えるのを待つとリビングでないことがわかった
頭の上から寝息が聞こえてきてゆっくりと上を見る
大寿が自身の腕を枕にししかめっ面で寝ている
もう片腕はAの上に置いてありどう動こうか考える
この重たい腕を退けるには…下の方にずりずりと落ちるか…くすぐってワンチャン動いてもらうか…悩ましい
とりあえず…
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箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年4月8日 21時) (
レス) @page19 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
Vrjmパピー(>ᴗ<)! - 最高です(´；ω；｀)神作品をありがとうございます!!!!!! (2023年3月31日 0時) (レス) @page19 id: f86f2525a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬき | 作成日時：2023年2月18日 9時
