沖 ページ7
.
「総悟。おはよう。そろそろ部屋から出てこいよ。」
「・・・・・。」
こんなはずじゃなかった。
Aは生きてるはずで・・・
いつか好きだって伝えるはずだった。
「・・・どっか行ってくだせェ土方さん。」
「ハァ・・・。
あのな、俺らだって悲しいんだ。
だがな、」
____悲しんでたら、アイツも悲しいだろ?
俺は立ち上がり、襖を勢いよく開けた。
「なんで今回の任務は成功で片付けられたんですかィ・・・!!
成功なわけねぇじゃねえか・・・!!!」
土方の胸ぐらを掴み、そう言った。
「・・・あァ。失敗だ・・・。それはこっちでもよく分かってる。」
「じゃあなんで・・・!!」
「Aが・・・・・Aが言ったんだよ・・・」
任務の前日の夜中。
___副長。今回の斬り込み、成功にしてください。
ーーー
ーー
ー
*
「副長、今回の斬り込み、成功にしてください。」
「・・・は?」
『だってその方が緊張しないし、沖田隊長悲しみませんよきっと。』
「お前・・・・・。」
『はっきり言って、今回は・・・勝てないんです。
だから・・・』
_____爆弾仕掛けて来ました。
「・・・何が言いてぇんだ。」
『要するに、私が囮で爆弾を爆発させればいいんです。』
.
46人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よったん - 泣きいちゃいました。この作品大好きです。これからも頑張ってください! (2017年2月9日 18時) (レス) id: 82249795f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はるまき | 作成日時:2017年2月6日 7時