た ページ5
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敵が居ない・・・。
まだ朝方で暗いが、敵が居ないのは分かる
シーンとした空気の中、無線から音がした。
「山崎です!Aさん!!すぐこっちに戻ってきてください!!!」
『どうして・・・?任務がまだ成功してない・・・』
すると、後ろからたくさんの攘夷浪士が足を揃えて私を囲んでいた。
『・・・もう遅いみたいです。必ず帰りますから。
待っててください。』
「Aさん・・・?ちょっ!待って・・・」
ここで無線を切った。
『私、ここから先は行かせるわけには行かないんですよ・・・。』
ーーー
ーー
ー
「・・・もう限界か?」
『ゲホッ・・・・・。』
いろんなところを打たれ、血が出て、意識が朦朧とする。
そんな時には流れ込んできた最悪の言葉。
「こちら一番隊。・・・押されてるんでさァ。
数が多すぎる。」
隊長の声。
『・・・こちら・・・・・三番隊。沖田隊長。・・・今、行きます。』
「はっ!そんな体で何ができるという!哀れなものだ。三番隊、月川A。」
私はクスッと笑った。
『私、隊長に呼ばれたら、地獄からでも行きますよ。』
カチッ、とボタンを押し、動かない体で全力で走り出す。
攘夷浪士達は追いかけて来るが、私には関係のない事だ。
そして
___ドォン!!!
後ろで大きな音がした。
私はある大きなドアの前まで飛ばされる。
『たいちょ・・・う・・・来ました。』
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よったん - 泣きいちゃいました。この作品大好きです。これからも頑張ってください! (2017年2月9日 18時) (レス) id: 82249795f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるまき | 作成日時:2017年2月6日 7時