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敵が居ない・・・。


まだ朝方で暗いが、敵が居ないのは分かる




シーンとした空気の中、無線から音がした。



「山崎です!Aさん!!すぐこっちに戻ってきてください!!!」



『どうして・・・?任務がまだ成功してない・・・』




すると、後ろからたくさんの攘夷浪士が足を揃えて私を囲んでいた。





『・・・もう遅いみたいです。必ず帰りますから。

待っててください。』



「Aさん・・・?ちょっ!待って・・・」



ここで無線を切った。




『私、ここから先は行かせるわけには行かないんですよ・・・。』







ーーー


ーー







「・・・もう限界か?」


『ゲホッ・・・・・。』


いろんなところを打たれ、血が出て、意識が朦朧とする。








そんな時には流れ込んできた最悪の言葉。



「こちら一番隊。・・・押されてるんでさァ。
数が多すぎる。」




隊長の声。





『・・・こちら・・・・・三番隊。沖田隊長。・・・今、行きます。』






「はっ!そんな体で何ができるという!哀れなものだ。三番隊、月川A。」


私はクスッと笑った。





『私、隊長に呼ばれたら、地獄からでも行きますよ。』



カチッ、とボタンを押し、動かない体で全力で走り出す。




攘夷浪士達は追いかけて来るが、私には関係のない事だ。







そして





___ドォン!!!




後ろで大きな音がした。




私はある大きなドアの前まで飛ばされる。




『たいちょ・・・う・・・来ました。』



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、→←し



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よったん - 泣きいちゃいました。この作品大好きです。これからも頑張ってください! (2017年2月9日 18時) (レス) id: 82249795f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はるまき | 作成日時:2017年2月6日 7時

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