幼馴染が過保護すぎる【鬼滅の刃】

私の幼馴染 ページ1

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「ただいま！」


私がそう言えば２つの「おかえり」が返ってくる。その「おかえり」を発した私の幼馴染について軽く紹介しよう。


まずは竃門炭治郎改め炭治郎。炭治郎はものすごく優しくて、ものすごく頭が良くて、ものすごく家族思いのあったかくて良い人。それは間違っていない。だが彼にはその長所を一気に短所に変えるほどの欠点がある。


「A明日は休みだよね、出掛けるなら痴漢にあったら困るしタクシー乗って行ってくれ、あ、いやでもな...タクシーの運転手と2人きりになるのも危ない。徒歩は怪我する危険があるから...そうだ！出掛けるのやめてくれないか？」


それは、過保護すぎるところだ。常に私のことを心配して、過剰に保護してくる。彼に決められた門限は8時。どこぞの高校生の方が門限遅いよ、本当。



そして次に我妻善逸改め善逸。善逸は面白くて可愛くてフレンドリーで少し臆病者。でもいざやるとしたら頑張るギャップのすごい人。それは間違っていない。だが彼にもその長所を一気に短所に変えるほどの欠点がある。



「はぁ〜〜Aは今日も可愛いね！一緒に寝たいなら寝てもいいよ？寝かせないけどね！ウフフ！ってか、え？何？男の人と連絡先交換したの？貸して！はい削除！」



それは、炭治郎同様過保護すぎるところだ。ついでにこいつは気持ち悪さも兼ね備えている。私に甘すぎる。そして門限が1秒でも過ぎたら迎えに来てる。しかめっ面して待ってる善逸の姿を見るのはもはや慣れてしまった。



そもそも、私はこの2人と同居することに反対だったのだ。しかし就職先も近くて「女は一人暮らししちゃダメだ！」とか言う親の方針があったからこうなってしまった。


むしろこの人達といた方が私危ないと思うんですけど、なんて言った暁には母親に燃やされていただろう。



「私さ、彼氏欲しいの。」
「ダメだ！Aに彼氏はまだ早すぎる！」
「もう23なんだよ！？毎年毎年結婚式の招待状くるし焦るよ！」
「だからAは俺が貰ってあげるからさ！安心して！」
「安心できない！善逸とは結婚しないからね！」
「そうだよ善逸。Aは竃門家の一員になるんだからさ。」
「それもならないから大丈夫！」



この2人のセコムによって私は彼氏いない歴=年齢という悲しい記録を打ち出している。

あぁー神様。この過保護2人、どうにかしてください。


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