３３話 ページ34
『なるほど。じゃあ私は最初から二粒でいってもいいかい？』
「あのAさん、話聞いてましたか？」
シノアちゃんの額には汗が滲んでいる。
この薬がそれだけヤバイやつなんだね……
「この薬は二粒でも死ぬ可能性があるんですよ。」
『うん……でもね、』
「A」
優一郎くんの方へ視線が逸される
声の主は優一郎くんなのだろう。
「まずは一粒だ。」
『……お気遣いは光栄だよ、
でもそれじゃ吸血鬼は超えられないんだ。
何の役にもたたない私なんだ、
だったら最後ぐらい…………』
「俺はお前に死んでほしくない。」
『！！』
初めて言われた言葉だった。
驚くのも無理はないよ、
誰からも必要とされなかったんだ。
でも……
『優一郎くんは頑固だからね。
わかったよ……今回は引くよ。』
「Aさん……助かります。」
ホッとしたシノアちゃんの顔があり
周りの皆も安心したような顔だ。
こんな状況は初めてだから
なんだか
もどかしくて
胸が熱くなった。
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こはぎ餅(プロフ) - 朔夜さん» つこぉ！ありがとう！ (2015年9月5日 13時) (
レス) id: 5ea69e8bbb (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - Twitterからきたどー！完結おめでとう(＾ω＾) (2015年9月3日 20時) (レス) id: f9106dd041 (このIDを非表示/違反報告)
こはぎ餅(プロフ) - 赤猫さんさん» ありがとd(・`∀・´)b (2015年8月23日 0時) (レス) id: 5ea69e8bbb (このIDを非表示/違反報告)
赤猫さん - 完結おめでと（*´∇`） (2015年8月23日 0時) (レス) id: ca8eee0d38 (このIDを非表示/違反報告)
こはぎ餅(プロフ) - 悠凪さん» 悠凪さんんんん！！！！ありがどうございますうぅう！！！また会いましょう！ (2015年8月1日 10時) (レス) id: 5ea69e8bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはぎ餅 | 作成日時：2015年5月15日 0時
