３１話 ページ32
「止まるな君月！！
貴族だ、このまま引け！！」
車は貴族に向かって突っ込んいく。
脱出した私達は
このまま貴族が殺られてくれた方がありがたいのだが、
そう簡単にはいかないようだね。
『…………一級武装か。』
投げ返された車をよけて、
対策方法を頭の中で思いうかべる。
私と優一郎くんが吸血鬼に突っ込んでも
おそらく死ぬだろう。
「皆さん！独断で動かないで！！！相手は一級武装の吸血鬼です！！これまでの吸血鬼とは…………！！？」
息をつく暇もなく吸血鬼はシノアちゃんの後ろに回り込んで剣を振り上げていた。
まぁ、優一郎くんが止めたけど。
「……へぇ、
人間の割にはやるね。何者なのかな。」
またそれだ。
人間人間って、
人間をバカにしやがって。
相手は1人、
私だけでも突っ込んで……
「！！」
そう思ったのも間。
空から吸血鬼が二人、女性が降りてきた。
『シノアちゃん……どうするんだい？』
「戦います、鬼が暴走するギリギリの全力で」
なるほど、
人間はもう無力じゃないんだ。
殺ればできるさ。
『鬼刀殺……少し力を貸しておくれ。』
槍をギュッと握りしめ、少し汗がつたう。
死んでも優一郎くんは守る。
そして、吸血鬼達はごちゃごちゃと話していたが
こちらを向いて何かを言い始めた。
「今回は見逃してあげるけど、でも次は君の血を吸わせてもらうからね。」
「あぁ！？………………！！！」
ポンと吸血鬼は私の隣にいた優一郎くんの肩をたたく。
チャンス。
『串刺しにしてやるｯ…！』
槍の刃を吸血鬼に向けて、突き刺そうとしたが
「君も彼女達に負けず劣らずの美人だね。
今度は君の血も吸ってあげるよ。」
彼の指は、私の頬を撫でていた。
「じゃあね、可愛い家畜くん達。」
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こはぎ餅(プロフ) - 朔夜さん» つこぉ！ありがとう！ (2015年9月5日 13時) (
レス) id: 5ea69e8bbb (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - Twitterからきたどー！完結おめでとう(＾ω＾) (2015年9月3日 20時) (レス) id: f9106dd041 (このIDを非表示/違反報告)
こはぎ餅(プロフ) - 赤猫さんさん» ありがとd(・`∀・´)b (2015年8月23日 0時) (レス) id: 5ea69e8bbb (このIDを非表示/違反報告)
赤猫さん - 完結おめでと（*´∇`） (2015年8月23日 0時) (レス) id: ca8eee0d38 (このIDを非表示/違反報告)
こはぎ餅(プロフ) - 悠凪さん» 悠凪さんんんん！！！！ありがどうございますうぅう！！！また会いましょう！ (2015年8月1日 10時) (レス) id: 5ea69e8bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはぎ餅 | 作成日時：2015年5月15日 0時
