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第28話 姉の知らぬ間に ページ31

美羽先輩と急激に親しくなった。
美羽先輩の存在が私を救ってくれたと言っで過言ではない。



心が安らいでいるが、涙は何故だか止まらない。

先輩が貸してくれたハンカチで涙を拭いている最中です。



グスンと鼻水をすすり、みっともない姿を見せていると、姉が洗濯カゴに綺麗に畳んだタオルを持ってこちらにやって来た。



泣いている私を見て、目を丸くし、すぐさま駆け足で私の元まで来てくれた。



「A?!え、大丈夫?!先輩、何したんですか!!」



とても焦ってあるようで、私を心配するなり早口で美羽先輩を疑いだした。

まぁ、この場にいるのは美羽先輩と私しかいないし、当然と言えば当然だけど。



「違うわよ!」

「そう、だよ。私は大丈夫だから。
ちょっと、美羽先輩に長年の悩みを聞いてもらってスッキリしただけ。」

「なや……み?
黒谷先輩が悩みを解決してくれたの?」



信じられない、と言うような。
……いや、少し絶望の色も見える気がする。



さつきは目を見開き、なんとも言えない表情で話している。



少し不思議に思ったが、私はさつきにさっきあったことを全て話した。



「……A、ごめんね。」



私に変わって、今度はさつきが涙を流し始めた。

だいじなお知らせ(訂正版)→←第27話 大丈夫、勇気を出して



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七瀬(プロフ) - Flower*さん» ありがとうございます!お気に入り作者も?!頭が上がりません……!ありがとうございます、頑張ります! (2017年10月27日 22時) (レス) id: e2cb3a14fd (このIDを非表示/違反報告)
Flower*(プロフ) - とても面白いです!なんとも語彙力のない表現ですが、文がとても綺麗です!お気に入り作者にも登録させていただきました。更新も受験も両方頑張ってください! (2017年10月27日 22時) (レス) id: 4d95f4e8a2 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - ミクロコスモスさん» ありがとうございます!私だってそんに文才ないですよ(汗)でも、ありがとうございます、とても励みになります! (2017年10月22日 13時) (レス) id: e2cb3a14fd (このIDを非表示/違反報告)
ミクロコスモス - この作品、すごく面白いです!!ファンになってしまいました!そんな文才が欲しいです……!えと、更新頑張ってください、応援しています! (2017年10月22日 11時) (レス) id: 917bdd96ab (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 分かりました、アドバイスありがとうございます! (2017年10月18日 22時) (レス) id: 21d4fb13d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七瀬 | 作者ホームページ:ありませんわ  
作成日時:2017年9月23日 20時

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