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『失礼します。フロア3の事務室から音響宛に書類配布に来ました』
ジスが外に出ていたから何となく察していたがSEVENTEENのメンバー達の練習は休憩に入ったところだったらしい。
ドアを開いた瞬間に24つの目がこっちを向いた。
うわ全員揃ってるのか。
ジュンさんが私の顔を皆に見せたのかは分からないが全員動きを止めてこっちを驚いたようにじっと見てくる。
どんな感情で見ているのかは分からないけれど視線で穴が開きそう。
なるべく顔を合わせないように一直線に部屋の角の設備テーブルに向かう。
目を合わせたら負けというか囲まれるというか、面倒な事になりそうな気がした。
「ああ、パクさん！お疲れ様。今度のステージの技術確認だよね？幾つか確認したいから読み終わるまで待っていてもらってもいいかな？」
私がスタッフと話し始めた辺りから向こうのメンバー達も通常運転に戻ったらしい。賑わう声が色んな場所から聞こえる。
多分クプスさん辺りが気を遣って誰かに違う話振ってくれたな。
あのマブは絶対面白がってそんな事しないし。
感謝である。
『はい、構いません』
「ありがとう、忙しいのにごめんね」
さて、待つとは言ったものの。
読み終わる以前にこの人が今してる音響作業の区切りがつかなければならないから20分はかかるな。何して待とうか。
jn「……」
メンバーの方々が休憩中とはいえここに居座るのもな。
休憩って言っても色んな事を考えてる人もいるし頭空っぽにしたい人も居るだろうし。
というかまだ突き刺さる何人かの視線から逃れたい。
あくまでも今はアイドルとそのスタッフ。
誰であろうと必要以上に話しかけてはならない。
それに練習を再開しても私が気になって集中出来ないとか最悪だ。
『あ』
jn「…！」
「！」
さっきのジスとの事で思い出した。
横の倉庫、衣装オンニが棚新調したいって言ってたな。
今衣装が自由に使える予算どれくらい残ってるっけ。
というか今の型タイプってどんなのだ。
『オッパ、ちょっと隣の部屋に居ますね』
「は〜い、時間かかるから気にしないで〜」
「…？」
さて、チーフオンニを呼んで確認しよう。
ついでにジスから台車回収しよう。
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シオン(プロフ) - 久しぶりに好みのお話に出会いました！！続き楽しみにしてます！ (2022年5月23日 20時) (
レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
テイ(プロフ) - かわ、かわいい……と胸を躍らせながら読んでいるのと同時に少し救われるような気持ちでいます、わたしも勝手ながら恋愛が苦手で。続きを楽しみにしています！ (2022年5月23日 2時) (レス) @page23 id: 51ed79440b (このIDを非表示/違反報告)
booklove25(プロフ) - めっちゃ好きです…なんか…すごくキュンキュンします！！ (2022年5月18日 14時) (レス) id: ace652cb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菫 | 作成日時：2022年5月18日 1時
