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幸いにも衣装チーフのオンニはすぐ捕まえることが出来た。
この人もデビュー時から残って仕事し続けている人でこの部屋を1番に理解している。
ハッキリとした性格で面倒見もいいので私も頼りにする事が多い。優しいしご飯連れてってくれるから好き。
『棚、確かに居るなあこれ。衣装増えましたねえ』
「ね〜。なんだか改めて見ると感慨深いわあ。新調する棚、かさばらない薄型のものがいいけどあんまり高さがあると背の低い子が服を取れないの。毎回高身長の子をここに呼び寄せて往復させる訳にもいかないし。検討してくれたらありがたいわ」
『欲しい型探して見つかれば連絡してください。なかったらこっちで予算と併せて決めちゃいます』
「ありがとう〜！あ、Aちゃんは練習室戻って！なんだかごめんね話し込んで貴重な時間取っちゃって！」
『…？はい』
すごいいい笑顔で送り出された。
なんなんだ…。
練習室に戻っても未だ練習は再開されていなかった。
『お、オッパ書類読みました？すみません作業中に今日までのもの押し付けちゃって』
「う、うん…。さっそくになるけど質問していい？」
『はい、どこですか？』
「ほんとにいい？？」
『今言わないと3階まで持ってこさせますよ。エクササイズ』
「はい…」
「…ふーん、分かった。じゃあここだけ修正したらいい感じだね。書き込んどくから所長に見せて確認取ってね。
じゃあこれは俺承諾ってことで。ほい」
『ありがとうございます、また話進んだら連絡します』
「うん。じゃ、お疲れ様」
『は〜い。失礼しました〜』
この後所長にこれを提出、そして修正。
後は明日の会議の資料確認…その前にコーヒー買って帰ろ。
そして一刻も早くこの部屋から出よう。
まだ誰からも話し掛けられてないしワンチャン身バレしてないのでは。
ジュンさんごめん、今度は私が逃げる。
色々段取りを決めながらドアを閉めてエレベーターを目指すために歩き出そうとした時、ドアから手が伸びてきてまた引きずり込まれた。
『？！？！』
sg「ちょっと待ってパクさん！ていうかパクさんってあのパクさんで合ってますよね？！」
『えっ何…？！』
mg「いやいやいや嘘でしょ？！なんでそのまま帰ろうとしてんの？！」
『は…？仕事が終わったから…？』
か、囲まれた…！！
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シオン(プロフ) - 久しぶりに好みのお話に出会いました！！続き楽しみにしてます！ (2022年5月23日 20時) (
レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
テイ(プロフ) - かわ、かわいい……と胸を躍らせながら読んでいるのと同時に少し救われるような気持ちでいます、わたしも勝手ながら恋愛が苦手で。続きを楽しみにしています！ (2022年5月23日 2時) (レス) @page23 id: 51ed79440b (このIDを非表示/違反報告)
booklove25(プロフ) - めっちゃ好きです…なんか…すごくキュンキュンします！！ (2022年5月18日 14時) (レス) id: ace652cb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菫 | 作成日時：2022年5月18日 1時
