対面 ページ36
jn「わ……僕、Aさんと顔合わせて喋ってますね…」
おずおずとだけど、それでもちゃんとこっちを見て笑いかけられる。
それに応えるようになるべく優しく私も笑う。
『はい、ちゃんと喋れてますね。しんどいとか不安とか無いですか？』
jn「まだちょっと緊張するけど…大丈夫です。
今までAさんの事は遠くからとか、近くても向かい合って雑談するとかは無かったから…なんだかとっても新鮮です。
ほんとに僕、Aさんと付き合ってるんだなあって…」
『それは…私も今実感してます』
あの世界的に有名なアイドルチームに所属して何百万人ものファンに愛されている人が、目の前で私を見て笑っている。
今更ながら誰と付き合ったのか、事の大きさを理解した気がした。
それはテレビからいつも見るような自信に溢れてキメられた表情の面影は無くて頼りない笑みだけど。
心から嬉しいという気持ちが伝わってくる、私の為の特別な顔だ。
その顔を向けられると、酷く私の心もソワソワと落ち着かない。
でもそれと同時に、心地良いと感じる。
jn「Aさんの時間をスタッフとしてじゃなくて恋人として今僕が貰ってるんですね…えへへ、嬉しいです」
『逆に私が緊張してきました…胃が痛い。ジュンさんちょっと席隣にズレません？インターバル欲しい』
jn「わーっ！どうしました？！」
『いや…ほんと顔がいいですね、ジュンさん…。この距離で見続けたら目が焼ける気がする…』
jn「…！」
お互い照れて机に突っ伏した。
いやほんと何してんだ私達。
『1歩前進、ですかね。もう対面で座れそうですか？』
jn「な、慣れるのみかと…！これからはお向かいに座るようにします」
『うん、恥ずかしくてもいいので不快じゃなければそうしてみて下さい。慣れたら火鍋屋に行きましょう』
jn「！はいっ、楽しみにします！」
こうして少しずつ向かいで顔を合わせながら会話をする事に慣れていく私達。
『あ、ジュンさん。こんにちは〜』
jn「？！？！ぎゃっ！！こ、こんにちはっ、さよなら！」
廊下で会うと宣言通り逃げられたけど。
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6/10 じゅんぴお誕生日おめでとう！
純粋で楽しい君が好きだ〜！
これからも元気に活動を続けてくれ〜！
好き勝手小説に書いてごめんな！！！
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シオン(プロフ) - 久しぶりに好みのお話に出会いました！！続き楽しみにしてます！ (2022年5月23日 20時) (
レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
テイ(プロフ) - かわ、かわいい……と胸を躍らせながら読んでいるのと同時に少し救われるような気持ちでいます、わたしも勝手ながら恋愛が苦手で。続きを楽しみにしています！ (2022年5月23日 2時) (レス) @page23 id: 51ed79440b (このIDを非表示/違反報告)
booklove25(プロフ) - めっちゃ好きです…なんか…すごくキュンキュンします！！ (2022年5月18日 14時) (レス) id: ace652cb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菫 | 作成日時：2022年5月18日 1時
