御曹司と女神さん。 ページ8
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「女神さま、sweetsがdeliciousです！」
食欲を唆る、甘いカカオの香り。
そしてそれを咀嚼する、楽しそうな音。
午後3時。おやつにピッタリのこの時間、
テーブルに並べられた市販のお菓子に
小さな子供のように目をキラキラさせるのは、
朱桜司くんという男の子。
実は、とある製菓会社に勤める友人から
チョコレートが大量に届いたのだけど、
あまりにも多すぎるから、困っていて。
そこで保健室に来る生徒たちに、
片っ端から配っていたのだけれど。
「こんなに喜んでくれるのは、司くんくらいだよ。男子は甘い物、苦手な子が多いからさ」
「私はboyですが、甘いsweetsは大好きです！どれもこれも、Marvelousの一言につきます！」
「ふふ、まだあるからゆっくり食べてね」
カラフルな小粒のチョコに、
好みが別れる、きのたけの山里。
焦げ茶のパッケージの板チョコや、
三角形のイチゴ味のミニサイズチョコレートまで。
お菓子業界を牛耳ってる、
某製菓会社の有名菓子をちょっとずつ摘んで、
食べては、褒めて、食べては、喜んで。
私は何も食べてないのに、
美味しそうに頬張るかわいい司くんを見てるだけで、
幸せでお腹がいっぱいになる。
「どうしましょう、手が止まりません！これでは瀬名先輩に怒られてしまうのに！」
「あー！いっけないんだーぁ！瀬名先輩にいいつけちゃおっかな〜！」
聞き慣れない高い声がして振り返ると、
ぴょんと跳ねた桃色の髪の毛が特徴の
背の低い子が仁王立ちしていて。
ちっちゃい指が、
司くんに向かってさされていた。
「なっ、桃李くん！何故ここに！？」
「ここで庶民のお菓子が貰えるって弓弦から聞いたから、親切なボクが貰ってあげようと思って！感謝しなよ、女神さま！」
「このsweetsは私が先に頂いた物です！」
「ヤダヤダ！司ばっかりずるいずるい！」
この子達って、小学生だっけ。
睨み合う二人の間にバチバチと火花が散ってるけど、
やってる事は、お菓子の取り合いって。
ちょっと、なんか笑えてきゃうよ。
「はい、ストップストップ。ケンカしないの、沢山あるから落ち着いて。
私は”二人に”仲良く食べてほしいな」
ケンカしないで、半分こでね。
ーーーーー
「マーブルチョコとアポロあげます」
「……ぁ、ありがとう」
「声が小さくて聞こえません」
「〜〜〜なんっっでもない！！」
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ゲイツ(プロフ) - アイスてぃー。さん» おかげさまで完結できました！こちらこそ楽しんで貰えて良かったです。コメントありがとうございます！ (2018年12月21日 22時) (
レス) id: f250b07018 (このIDを非表示/違反報告)
アイスてぃー。(プロフ) - 完結おめでとうございます！楽しく見させていただきました！ (2018年12月21日 0時) (レス) id: fde611bcb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゲイツ(プロフ) - やまなみさん» 同担さん嬉しい！千秋沼は深いです、これからもドンドン推していきましょう！コメントありがとうございます！ (2018年11月20日 22時) (レス) id: f250b07018 (このIDを非表示/違反報告)
やまなみ(プロフ) - もりちあ良いですよね！！！(唐突)以前まではもりちあは推しじゃなかったんですけど、気づいたら最推しに……もりちあ恐ろしや……(ｶﾞｸﾌﾞﾙ) (2018年11月20日 22時) (レス) id: 95be3cdce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゲイツ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=1b00d6d4f017764a9af2cf0a2704329f...
作成日時：2018年11月18日 21時
