放課後の女神さん。 ページ4
.
「保健室の女神ねェ」
「ねぇ、お湯もう沸いたよね？お茶ー！」
「りっちゃん、お茶くらい静かに待てよ」
やかんの湯気と一緒に吐き出された
大人の低音ボイス。
それに続いて
怠そうな声、呆れた声が重なって、
今日の保健室はちょっと賑やか。
放課後の保健室でのティータイムは、
不定期で放課後の保健室で、開催している。
今日の参加者は、
職員会議を抜け出してきたらしい佐賀美センセ。
体調不良でたまたま保健室にいた、
朔間凛月くん。
そして凛月くんの様子見に来た、
お洒落前髪の衣更真緒くんの、三人。
「女神って柄じゃないけど、実はちょっと気に入ってたりするんだよね。生徒に渾名つけられるのに、地味に憧れてて」
「Aはちゃんと女神だよ？俺専用の〜」
「ちょ、りっちゃん先生に抱き着くなよ！」
隣に座ってた凛月くんの腕が、
ふわりと自然な仕草で腰に回される。
流石に驚いたけど、私より凛月くんの行動に驚いたのは真緒くんのようで。
佐賀美センセと私を交互に見てアワアワして、凛月くんを引き剥がそうとしてくれた。
「ふふ、大丈夫だよ真緒くん。嫌じゃないし、凛月くんは可愛い生徒だからね」
「え、いや、でもっ！？」
「ま〜くん。俺に嫉妬してるんでしょー？かっわいー」
「おい、りっちゃん！後で覚えとけよー？」
「ほら、冷やかさないの。衣更は先生が愛してるからさ」
佐賀美センセ、棒読み。
更に「いや佐賀美先生からの愛は要らないです」なんて真緒くんが真顔で言うもんだから、吹き出してしまった。
うん。やっぱりうちの生徒は面白いなぁ。
「そういえば、真緒くん。
明星スバルくんって知ってる？」
「知ってるも何も……あいつ、俺と同じユニット入ってるんで。もしかして、あいつが何かしましたか？」
「ううん、安心して。今日ちょっとお話して面白い子だと思っただけだよ。
……今思ったけど真緒くんは、他人の事を考え過ぎなんじゃないかな？疲れちゃわない？」
真緒くんは何か思うところがあったようで、ハッとした表情になった。
「しんどくなったら、何時でも保健室に来てね。いくらでも話は聞くからさ」
にっこり微笑むと、真緒くんもつられたように笑顔になってくれた。
ーーーーー
「佐賀美先生、どこいってたんです？」
「ごめん、あきやん」
「許しません」
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ゲイツ(プロフ) - アイスてぃー。さん» おかげさまで完結できました！こちらこそ楽しんで貰えて良かったです。コメントありがとうございます！ (2018年12月21日 22時) (
レス) id: f250b07018 (このIDを非表示/違反報告)
アイスてぃー。(プロフ) - 完結おめでとうございます！楽しく見させていただきました！ (2018年12月21日 0時) (レス) id: fde611bcb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゲイツ(プロフ) - やまなみさん» 同担さん嬉しい！千秋沼は深いです、これからもドンドン推していきましょう！コメントありがとうございます！ (2018年11月20日 22時) (レス) id: f250b07018 (このIDを非表示/違反報告)
やまなみ(プロフ) - もりちあ良いですよね！！！(唐突)以前まではもりちあは推しじゃなかったんですけど、気づいたら最推しに……もりちあ恐ろしや……(ｶﾞｸﾌﾞﾙ) (2018年11月20日 22時) (レス) id: 95be3cdce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゲイツ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=1b00d6d4f017764a9af2cf0a2704329f...
作成日時：2018年11月18日 21時
