ゲームと女神さん。 ページ23
.
「女神さま、初めましてかナ」
浮いたような語尾に、怪しく微笑む口元は、
どこか人間離れした雰囲気を漂わせてる。
目を引くクリムゾンレッドのアシンメトリー。
その子を挟むように立つのは、黄色と青の髪色の三人合わせると信号機を思わせるような子たち。
「もしかして、Switchの子たちかな？つむぎくんに、夏目くん、宙くんだよね？」
「はい！流石ですね、俺たち、Switchです」
「初めましてなのな〜女神さま！」
身長が、大・中・小。
左から、青、赤、黄色に名前を当てはめて、なんて単純な覚え方をしたけれど、どうやら当たっていたようだ。
黄色の宙くんとぎゅっとハグして、
青色のつむぎくんと握手して、
赤色の夏目くんには、ウインクを貰った。
軽く挨拶を終えたところで、
ようやく、彼らはどうしてここに来たのかという、要件を尋ねる。
「単刀直入にいうけド、女神さまは確かどこの部活動の顧問もやってないよネ？」
「だから宙たちのゲー研の顧問になってほしな〜と思ってきたのです！」
「俺はゲー研ではないんですけど、もしよろしければ手芸部のもお願いしたくて来ました」
彼らが言うには顧問が居ない部活は、
活動停止になるという校則が最近決まったらしく。
そういえばみかくん達からも
そんな依頼来たっけな、なんて思い出す。
「手芸部に関しては、みかくん達にもオッケーだしたよ。ゲー研って、ゲーム研究部だよね？」
「女神さまはゲームが得意っていう噂を聞いたけどホントなのかナ？」
「あはは、もしかして佐賀美センセ経由で？」
「とっても強いってきいたのな〜！」
苦笑いを浮かべながら、
恥ずかしさを誤魔化すように頬をかく。
らしくない趣味がバレちゃうのは気恥しい。
くそう、佐賀美センセめ。
椚センセにこの前サボったの、全部バラしてやろっかな。
なんて、下衆な考えが過ったのは一先ず置いて。
「やるからには覚悟しといてね？」
ーーーーー
「……先生大人気ないヨ？」
「黙らっしゃい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 500人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゲイツ(プロフ) - アイスてぃー。さん» おかげさまで完結できました！こちらこそ楽しんで貰えて良かったです。コメントありがとうございます！ (2018年12月21日 22時) (
レス) id: f250b07018 (このIDを非表示/違反報告)
アイスてぃー。(プロフ) - 完結おめでとうございます！楽しく見させていただきました！ (2018年12月21日 0時) (レス) id: fde611bcb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゲイツ(プロフ) - やまなみさん» 同担さん嬉しい！千秋沼は深いです、これからもドンドン推していきましょう！コメントありがとうございます！ (2018年11月20日 22時) (レス) id: f250b07018 (このIDを非表示/違反報告)
やまなみ(プロフ) - もりちあ良いですよね！！！(唐突)以前まではもりちあは推しじゃなかったんですけど、気づいたら最推しに……もりちあ恐ろしや……(ｶﾞｸﾌﾞﾙ) (2018年11月20日 22時) (レス) id: 95be3cdce4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゲイツ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=1b00d6d4f017764a9af2cf0a2704329f...
作成日時：2018年11月18日 21時
