２２ 俺の脳裏に…。ｂｙ政治 ページ25
征治side
息子が頭を下げると
『征さんのお父様お願いします』
と彼女も頭を下げていた。
そして…。
『私も…。征さんのこと大好きです。
ずーっと覚えていました。
高校生になっても私が征さんの事好きだったら・・・。
………………結婚しようって………………。
…………………だからと言うことではないですが…………。
……………………大好きなんです………………。
…………………………………
…………………征さんが………………
………大好きなんです………………。お願いします。
征さんとの結婚許して下さい』と…。
そして再び征十郎も頭を下げた…。
……………でもな……………。
……………すると………………。
俺の心の中にそして脳裏に…………
亡き妻が声をかけてきた…。
もしかしたらいや絶対に…。
征十郎が一番好きな人と結婚してほしいと思ったのだろう。
「あなた。征ちゃんは……大事な人を守りたいと言う意志が強そうよ。
私からもお願い。Aちゃんと征ちゃんの結婚を許してあげて。」
と…。
聞こえた気がした。いや…。
聞こえた…。
その言葉に俺は…。
意を決し。
征治：「分かった。認めよう。
征十郎………………母さんにも…報告してやれ。」
と言って俺は…。
席を立つと…。
征十郎とAちゃんは
「『ありがとうございます』」
と言って頭を下げた…。
そう言えば早く孫の顔が見たいな…。
それを察したのか…。
我妻…。聖歌お前のおかげで…。
征十郎とAちゃんの結婚を
後押ししたのはお前だ…。
聖歌…。征十郎もおかげで
Aちゃんと結婚できる。
聖歌の後押しがなかったら俺は…。
征十郎とAちゃんの結婚を認めることが…
出来なかったと思う。
征治side終了
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作者名：Teli-mana | 作成日時：2015年6月24日 8時
