【鬼滅の刃】今世でも三兄弟がいるらしい、それに元は鬼狩りと鬼なんだとか

獪岳さん ページ11

「……弟大丈夫なのかよ？」


「大丈夫ですよあいつくらい」



年上であるはずのこいつが敬語を使い俺はタメ語
傍から見たらただの異様な関係なんだろうけど前の記憶がある奴らは多分そんなに違和感じゃない

こいつが俺より年上だったのは正直めちゃくちゃ驚いたし腰抜けるかと思った
うしろに見覚えのある化け物が構えてたから。



「貴様姉上に話しかけるとは……ん？獪岳では無いか…そちらに居たのか…」



「…巌勝…ｻﾝ………？」



あれはかなり怖かった
テレビ関係で会ったとしても殺されるかと思ったぞ
Aはなんであれで大丈夫なんだ意味が分からない、そう思ってこの前聞いたら明後日の方向を見て微笑まれた、もうやだ怖いこの兄弟


まあなんだかんだで頭のいいAに勉強を教えて貰えることになった


のはいいが問題は末っ子の存在だった
巌勝さんは俺を許してくれてるけど末の縁壱は違う

まだ警戒をとかれてないからか今日はさすがに俺が可哀想だった


「ごめんなさいね獪岳さん」


「いや、あんたの家はあれくらいが正常なんだろう…」


そう言って俺は勉強道具を広げる


「さ、ここ教えてくれ」


「もちろんですよ」









終わったのは夕方、日が暮れる頃だった
Aは好意でよく家まで送り届けてくれる。疲れているでしょうと笑っていた。
それは嬉しいが帰りも縁壱さんからの目線が恐ろしかった
そういやあの人前は始まりの呼吸を作った人だったよなそりゃ怖ぇわ







そして俺はまた問題とぶつかる



「あァァァァ！！！兄貴！誰それ！！！？誰その綺麗な人！！？！！」




うるさいのに見つかってしまった
なぜお前が俺の家に居るんだ意味がわからない
Aは車の運転席から善逸を見てぽかんとしている





「黙れカス、勉強教えて貰ってるって言ったろうが
あとなんでここにいやがる？」


「Aちゃんだなんて聞いてないぃぃぃぃぃぃぃ！！！！羨ましいよぉぉぉ！！！
兄貴が心配だったに決まってるじゃんっ！！！いきなり事務所出ていくなんて！！」

「随分前から決まってた事だ。ぴーぴー喚くな鬱陶しい」と俺は耳を塞ぐ


そしてAに軽く頭を下げ、ありがとうと言った

「また来るといいです。」

ギャーギャー喚くあいつの頭を引っぱたいて俺は家に戻る




「ねぇねぇ獪岳？なんであんなにAちゃんと仲いいわけ？」

「昔っからの付き合いだよ」

「へー！そう！」

「てめぇ…」


イラつく、取り敢えずはこのカスを帰らせてAに連絡を入れた

【明日も頼む】

【承知です】

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