reborn ページ37
·
「てかなんで知ってんの」
「黒川が」
「イザナのやつ…」
アタシが顔をゆがめればその顔を覗きに来たのか、南がずいっと顔を突っ込んできた。
「う、っわ!!」
「なんだ、やはり日本人ってのは難しいな」
「アンタらのノリでこられたら心臓止まるわよ!!」
目を釣りあげてそういえばぽかんとした顔の南がぷっ、と軽く吹き出して肩を揺らしていた。
なによ!バカにしてるの!と頬を膨らませれば南は手のひらをこっちに向けてタンマ、の姿勢をとってくる
「いや、つい可愛く感じてな」
「……は?」
「その言葉の通りだ。」
「…はいはい、海外のヒトってなんでそうストレートなんだか」
お世辞が上手いって言うか、と呟けば南が首を傾げて「オセジ?」とか言ってるけど聞かないふり。
これ以上構ってるとめんどくさいことになるのは目に見えてるわけだし…
「さっさと帰れって、アタシもうすぐ退院だからその頃また…あ」
「よし!デートの件は呑んでくれるって訳だな!」
「あ、まって!違う!違う!」
「どうした?顔が赤いぞ」
「ガキの癖に…!!」
アタシは暑くなる頬を隠してそういった、対する南は涼しい顔をしていてアタシは余計にむかっ腹がたった。
激しく動こうとすれば頭が痛むからそんなことは出来ないけど、1発ぶん殴りたい気分だ
「じゃあまたな、机の上を見ておいてくれ」
「はぁ!?なんなのよもう!」
そう言ってひらりと手を振った南は部屋を後にした、その言葉通り机に目を向ければそこには6本の赤い薔薇。
アタシは眉間に手をやってため息をついた
「なんでこう…ませてんのかしら…」
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←新作
1637人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Niar(プロフ) - 時系列もわかりやすくてすっごく面白い!応援しています✨✨ (4月17日 16時) (レス) @page20 id: ca0bb8898a (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とっても面白かったです(*´﹃`*)続きが気になります!応援してます! (2023年2月8日 6時) (レス) @page37 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2023年2月5日 6時) (レス) @page37 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ノア - やばいこの小説好き…更新待ってます!! (2023年1月8日 18時) (レス) @page37 id: 4e46d58fa8 (このIDを非表示/違反報告)
かばおまん。 - 更新まってます!夢主のポジションいいですね (2022年7月25日 12時) (レス) @page37 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Strawberry | 作成日時:2021年6月28日 1時