reborn ページ24
____・・・
Aside
「赤音ちゃん、お待たせ」
「Aさん…!ほんとにきてくれた」
「何言ってるのよ、来るに決まってるでしょ?」
ほわほわといつでも可愛らしい赤音ちゃん、すこし火傷が残ってしまったらしくて、私はどうもやるせない
とは言っても顔にでは無く、腕とかにちょっと飛んでるらしい
「…ごめんね赤音ちゃん」
「……また言ってるんですか?私はAさんがいなかったら今頃死んでたんです。こんな傷気にするわけないじゃないですか」
赤音ちゃんはそう言うけれど、普段私と出かける時、絶対に腕の出る服を着てはくれない、というかいつもなのだろうか、制服もいつも長袖と聞いてるし。
もう少し早くココちゃん達に会えてれば良かったのかもなあ
「Aさん、Aさんっ!いまは私といるんだから、私のこと考えててください」
「っ…ごめんね、さ!いこっか」
「はい!」
赤音ちゃんは可愛らしく私の手を取り率先して歩き出した。もう目的は決まっているらしく、赤音ちゃんはずんずんと進み、そのまま店へと入っていった
そうして刻々と時は流れ、日が暮れだした頃。
「…夜の六本木は危ないから、早く帰りましょっか」
「そう、ですね」
赤音ちゃんは少し挙動不審になりながらも頷いた、ちらちらと後方を気にしているように見えるのは気のせいだろうか。
「どーしたの?」
「いや、…さっき鈍い音が聞こえて、何かあるのかなと」
赤音ちゃんは心配そうにそちらを見ている。なんでもないんですと笑っているがきっと弟が不良なのを考えると心配なんだろうか
「ちょっとだけ見てみる?」
「っ、でも」
「大丈夫、守ってあげる」
そう言って私は赤音ちゃんの言った方向まで足を運んだ。赤音ちゃんは私の後ろをピッタリと着いてきてくれる。
「オラオラオラ!それで終わりかァ!」
「ひっ…!!」
少年ふたりと暴走族らしきやつ、…うん?抗争ってこと?2対大勢?
どーいうことなのこれ…でも2人の方がかってるわよね?というか…死にそうじゃない
「ちょっと」
「!?」
「誰だアンタ」
「それはやりすぎネ、ネンショーにでも行きたいの?」
まあ別に知り合いでもなんでもないが私はそう言って首を傾げる、ごめんね赤音ちゃん、後ろであたふたしてるの分かってるよ
「ははは、おねーさん何、殺されたいなら言ってよ」
「アハ、こっちのセリフ」
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Niar(プロフ) - 時系列もわかりやすくてすっごく面白い!応援しています✨✨ (4月17日 16時) (レス) @page20 id: ca0bb8898a (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とっても面白かったです(*´﹃`*)続きが気になります!応援してます! (2023年2月8日 6時) (レス) @page37 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2023年2月5日 6時) (レス) @page37 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ノア - やばいこの小説好き…更新待ってます!! (2023年1月8日 18時) (レス) @page37 id: 4e46d58fa8 (このIDを非表示/違反報告)
かばおまん。 - 更新まってます!夢主のポジションいいですね (2022年7月25日 12時) (レス) @page37 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Strawberry | 作成日時:2021年6月28日 1時