【文スト】歩道橋から足を滑らせただけですが？？

嵌められただけなのに ページ10

私と敦くん、谷崎兄妹
そして樋口ちゃんは路地裏へと入った



樋口｢失礼ですが嵌めさせて頂きました｣



はぅ…かっこいい…、
銃の弾が当たらない様に逃げ乍
ふとそんな事を考える
ってそうじゃない！！！



『ナオミさん！！』


ナオミ｢兄様…だいじょ…ぶ…？｣



クソっ！！必死に考えてた筈なのに！！



谷崎｢敦くんとAちゃんは下がっているんだ｣



此奴は僕が…殺 す
そう言った谷崎さんは異能力を発動する


異能力_細雪_


駄目…何も変わらない…、
このままじゃ谷崎さんも…
どうすればいい…どうすれば救える…！？



谷崎｢っあ”…、｣



芥川｢死を畏れよ…殺 しを畏れよ｣



遅…かった…、
このままじゃ…私も殺られる…？



芥川｢僕は芥川、其処な小娘と同じポートマフィア｣


どうすればいい…どうすれば…
きっと太宰さんが来るまで時間が掛かる



芥川｢元より僕の目的は貴様一人だ｣


『…敦くんは渡さないわ』


芥川｢ほう…面白い｣


中島｢Aちゃん！！｣


芥川｢だが其処に転がるお仲間は謂わば巻き添え其れが貴様の業だ｣


中島｢僕のせいで…｣


異能力_羅生門_


当たらないとしても…私が守る！！


異能力_天羽々斬_



私には狐の耳と尻尾が生えている
そして手には少し大きめな扇子
少し違うのは扇子の先が刃な事。



私は扇子で扇ぎ羅生門を飛ばす
これ…風が凄い…！！



中島｢Aちゃん…！｣


『逃げて！！貴方が狙いなんだから！！』



次々に繰り出される羅生門の攻撃を交わしつつ
私は敦くんに言う



『なっ…しまっ…！！』


中島｢あ”あ”あああ！！！｣



羅生門の一本が敦くんへと向かい足を喰らった
あ…守れないじゃない…



芥川｢其処の娘…気に入った｣


『それでも私は武装探偵社が一人。
この身塵になろうと守ってみせる！！』


芥川｢羅生門・顎｣


『ぐっ…っ！！……わ…あ”あぁっ！！』



腕を噛まれ倒れた私…刹那私の後ろから音がする
後ろをゆっくり振り向くと壁に虎がくっついている



芥川｢そう来なくては…！｣



嗚呼…駄目なのに…駄目…なのにっ！！



芥川｢羅生門・叢｣



この先は分かっている筈なのに…
それでも必死になってしまうのは皆が大切だから。
虎になった敦くんと芥川くんの羅生門が
交わる前…間に入った太宰さんによって止まった



『太宰…さん…』


太宰｢………。｣



わ…怒ってらっしゃる…、

太宰さんが来ただけなのに→←依頼されただけなのに

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