【文スト】歩道橋から足を滑らせただけですが？？

入社試験だっただけなのに ページ8

国木田「おい小娘」


『はい…？』


国木田「何か案はあるか」


『………この子を飛ばします』


ぴぃ…？(どうするの？)


『この子の気を取られているうちに
私があの釦を弾き飛ばします』


ぴぃ(おっけー！)


『この子は大丈夫だそうです…お二人は？』



二人は頷きやってみろとの事。



『行くよ……3、2、1…！』



ぴぃぴぃぴぃ！！



「なっ…！！鳥！！」


国木田「今だ！！」



私は茂みから走り谷崎くんの手を足で払う



「なっ…！！釦が！」



そして釦は裏になり…押されてしまった



中島「なっ…！！」


『嘘っ…！！』



と言う名の演技。
演技だから良いものの…本当だったら死んでいる。
そうなったら私は…敦くんと同じ事をするだろう


ナオミちゃんは敦くんに押され太宰さんがキャッチ
そして爆弾は敦くんの腕の中にある



太宰「馬鹿っ！！」


中島「僕は何をやっているんだろう…」









国木田「やれやれ…馬鹿とは思っていたが…」


太宰「彼には自 殺嗜好の才能があるよ」


『大丈夫…？』



ぴぃちゃん(名付けた)が敦くんの頭をつついている



『こーらぴぃちゃんやめなさい』


谷崎「ごめんねー大丈夫だった？」


中島「えっ…？？」


国木田「恨むなら太宰を恨め」


太宰「言っただろう？一寸した試験があるって」


中島「つまり…入社試験…？」


「その通り」



出たっ！！福沢社長！！！



太宰「君達を推薦したのだけど君は指定猛獣Aちゃんは身元が分からないからねぇ」

福沢「其処の娘は分かっていた様だか」


『鳥の助言それで試験と知った訳ですので
私の力ではありません。』


ぴぃ(私凄い！？ねぇねぇ！)


『ふふっ凄いよ』


国木田「其れで社長どのようなご判断を…」


福沢「太宰に一任する」


太宰「お任せ下さい」



ふふっこれで合格か…って私もか
色々頑張らなきゃなぁ…。



太宰「武装探偵社へようこそ中島敦くん風鳴Aちゃん」

『ふふっ…宜しくお願いします』



きちんと頭を下げてから敦くんを見る



ナオミ「おめでとうございまぁす！」


谷崎「お役に立てて良かったです…」



お疲れ様です…谷崎兄妹…、



太宰「Aちゃんも凄かったね」


『何故作戦を立てさせたんですか？』


国木田「其れが小娘の入社試験だ」


『成程…そうでしたか』


太宰「君らしい作戦だったよ」


『それなら良かったです』



晴れて武装探偵社入り決定です！

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