【文スト】殺人鬼は転生してチートを手に入れました (ページ8)

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Seven－重力使いに出会う－ページ8

夜の街はまた一風変わって
私は綺麗だと思う
さっ帰ろ。

「いやっ！！離して！！」

またナンパ…？
女性の声のする方を見ると女性が路地裏へ
強引に連れていかれそうになっていた
周りの人間達は見て見ぬふりである。

『はぁ…ほんとクズ。』

仕方ない…行くか
私は被っていた帽子を深く被り路地裏へと消えていく
殺人鬼でも人の心はあるからね

『ちょっとお兄さん、やめなよ』

着いた先にいたのは服が乱れた先刻の女性と男三人
女1人に対して男三人とか大人気ない。

「姉ちゃんか相手してくれんならいいよ？」

半笑いでそう言う男に分かったと返事をする
そこからは早いものですぐ女性は解放された

「ありがとうございました…」

『後で頼れる人に言うんですよ』

「はい…」

女性は走って路地裏を後にした
つまり此処にいるのは私と男三人
さっすぐ片付けようっと

いつも通り殺め紅く染まったﾅﾆｶを蹴り飛ばす

『つまんねぇの…』

……！！

『そこにいるのは誰…？』

真逆見られた…？
ﾁｯ…全部此奴らのせいだ
ﾅﾆｶを踏みながら足音のする方を見る
するとそこにいたのは昼にぶつかった芥川くん
そしてポートマフィア幹部中原中也がいた

中原「真っ二つじゃねェか」

芥川「……」

『あら貴方昼にぶつかった…』

まあ素性や名前は知っているけれど知らない振り
転生したなんてバレたらやばいからね。

中原「真逆ナイトメアは女だったなンてな」

『私を捕まえる？』

中原「……ポートマフィアに来ねェか？」

嗚呼…勧誘か。
このままこの生活が出来るなら何でもいい
でももし入って欲求も、夢も果たせなかったら？

『……断るわ』

中原「……芥川」

断ったら始末されるのか…まあ怖く無いけどね
私に向かってくる羅生門を全て断ち切る
私のこの鋏に切れないものは無い

芥川「……！！」

中原「なッ…羅生門が切られた…！？」

『私のこの鋏に切れないものは無い』

中原「ふぅん…？」

ニヤッと笑った中原くんは私に近づいてくる
そして右脚が上がる……蹴りか…、
でも駄目だなぁ…遅すぎる。
私はその蹴りを右手で受け止める

『遅いし重くもない…つまんない』

中原「！！……面白れェな」

尚更欲しくなったとまたニヤリ
はぁ…面倒臭い。