【文スト】殺人鬼は転生してチートを手に入れました

Seventeen−泉鏡花という少女− ページ18

『……私にですか？』


森「頼めないかな？」


『分かりました、お引き受けします』



突然私に部下が出来るという
まだ来て一月も経っていないというのに。
芥川君に案内され向かったのは牢獄
嗚呼…この子だったんだ



芥川「鏡花、お前の上司だ」


泉「……」


『初めまして、飛鳥部Aよ。』


泉「……泉鏡花」


『芥川君、少し二人にしてくれる？』


芥川「分かりました」



芥川君が外に出たのを確認して私は話す



『何時からここにいるの…？』


泉「……」



話してくれない…か、



『私ね、自分の心を消す事無いと思うの。
消したら自分が分からなくなっちゃうでしょ？
ねぇ……貴方はどうしたい…？』


泉「……」


『私はこんな生き方しか出来ないけど
貴方はまだ未来があるでしょ
だから私の想いを背負って生きてよ
……光の世界でね？？』



一瞬肩を揺らした泉ちゃん



『こんな私が言うのもなんだけど
貴方なら光の世界で生きれると思うの
私みたいな人を殺める事に快楽を覚える奴と違う
だから……何かあったら言ってね、力になるから』



私はこの話を結末を知っている
だからこそ力になってあげたいし
結末を変えてはならないと思うから。



『それじゃあまた来るね』



泉ちゃんは名前以外何も話してくれなかったけど
きっと行動には起こしてくれるはず
それだけが救いかなぁ……、

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