意識してよ ページ8
木村side
俺だって男なんだよ
ましてやきっとこれは間接キス
それも好きな女の子でお互いお酒が入ってる
『良平…?』
「俺だって男なんすよ」
『知ってるよ?』
「ならもうあんな事しないで下さいね」
『んー?』
はぁ…先が思いやられる…絶対この人酔ってるし
いや、酔ってるなら…言えるかもな
「ねえAさん」
『ん?』
「俺の事どう思ってます?」
『んー友達以上??わかんない!』
友達以上か…ワンチャンあるんじゃない?
「俺ねAさんのこと大切に思ってるんです」
『ふふっ私もだよ?』
「俺とAさんの大切は違うの」
『違わないよー』
「はぁ…俺はAさんが好きなの!」
『ふふっ私もよ?』
はぁ…嬉しいけど違うんだよな…。
まあいいか…今はそれでも
いや無理だな…俺は貪欲な男だからさ…?
『!?』
「俺の好きはこういう事なの。」
Aさんを抱き寄せおでこにキスを落とす
なんでムキになってんだろ…。
「はぁ…戻りましょAさん」
『ちょっと…待って……、』
「なーに?照れちゃった?」
『……明日どうなっても知らない』
「それはこっちのセリフですよーっ」
なんて余裕ぶっこいてたけど次の日大変になるなんて
今の俺は知らないし知る由もない
先を行こうと思ったけど振り向いた俺は
最後に一言Aさんに伝えた
「俺、本気ですからね?」
その後Aさんが何か言っていたけど
俺は聞き取れなかった
『もう…どんな顔すればいいのよ…。』
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